川西緑台高等学校 - 兵庫県 公立

緑台の先生方が実際にこの掲示板をご覧になっていることを願い、思い切って書きます。

息子は今年志望の大学に合格することができませんでした。息子は某運動系の部活に入っており、朝6時前くらいには朝練に出かけ、授業後もずっと練習でした。家に帰ってきたときにはクタクタで、正直みていて哀れでした。土日もほとんど試合です。もちろん勉強する体力や時間は残っておらず、中学まではそこそこ成績がよかったものの、高校に入ってからはみるみる下がっていきました。
私は何度もそんなにしんどい部活なら辞めたらどうかと声をかけました。しかし、息子は「ここで辞めたら顧問の先生にどんな目に合わされるか・・・。それにここまでやってきたんだし」と聴く耳を持ちませんでした。

私は、息子の不合格がすべて部活のせいだとは思っていません。もともとの能力が低かったのかもしれませんし、部活を続けたのは息子の自己責任です。そして辞めさせることができなかった親の責任でもあります。

もちろん、きつい運動系の部活を続けながら、一流といわれる大学に行かれるお子様がいるのも知っています。しかし、現実にそんなお子様はほんの一握りです。失礼ながら、私の息子も含め、緑台高校にいるお子様はいってしまえば凡人です。ここは一流の私立高校ではないのです。

先生方はごく一部の成功例を出して、部活と受験は両立できるとおっしゃいます。しかし、現実にはそんなことは無理なのです。少なくとも、うちの息子がそれを証明しました。部活動はそもそも辞めるのも入るのも自由なはずです。なぜそうまでして全ての生徒に入部を強制し、辞める自由まで奪うのでしょうか？

私のような思いを抱いている親御さんは多いはずです。これ以上、私の息子のような思いを味わう生徒を増やしたくはありません。

志望する大学に行きたいという生徒の夢を、ただ単に自分が顧問を務める部を強くしたいというエゴで潰すのだけはやめてください。文武両道などという奇麗事はもうたくさんです。現実をみてください。

第一、甲子園やインターハイなどに出たというならともかく、県大会に出るくらいのことが人生を左右することでしょうか。一時の喜びは味わえるかもしれませんが、所詮は部活です。一方、学歴はその後の人生を死ぬまで左右します。

これ以上、緑台高校の生徒達をおかしな方向に導くのはやめて下さい。先生方は「教師」です。本来勉強を教えることが一番の職務なのではないですか？ それとも、先生方にとっては、部活の顧問の方が大事なのですか？ 今一度、考え直してください。一保護者として心よりお願い申し上げます。