配点的に、仮に
面接が0点でも合計点が基準を満たせば合格すると思いますよ。
面接だけで落とされるとしたら、暴れるとか不法行為をするとか、もはや「採点対象外」とみなされたときぐらいです。
面接をされる先生方だって、相手が中学生で緊張していることは分かっているはずです。
ちょっと目が泳いでしまったり、言葉に詰まったり、入室退室がスムーズにいかなかったぐらいで大幅な減点はまあ無いと思います。服装がきちんとしていて清潔感がある時点で、確実に0点は回避できるのでまずは気楽に。
次に、あらかじめ質問を予想しておき、それに対する回答も準備しておくことです。たぶん毎年聞かれることは同じようなことだと思います。
それは、「あなたがどんな人で、これから何を目指しているのか」
それを知るために、中学ではどんな活動をしていたか、
部活動や課外活動、趣味・習い事、得意な科目、苦手な科目、過去に失敗した経験と得た教訓、高校に入ったらどんなことをしたいか、進路や将来の夢は何か等といった質問をするのです。
あなたはあがり症ということで、それを短所と思っているかもしれませんが、質問によってはそれを膨らませることができるかもしれません。
例えば、「突発的な出来事に弱いので、行動を起こす前に出来る限り情報を集めたり、集めた情報を分析したり、起こりうるアクシデントを想定して、自分が納得いくまで準備をする」と言えば、プラスのイメージをもらいやすいと思いませんか?
なんにせよ、自分を客観視し強みを見いだせる人は、社会的にも経済的にも成功しやすいので、ぜひ取り組んでみて下さい。
長くなったので、いったん切ります。
続きです。
頻出の質問を想定し、その回答を準備しておく。
自分というものを洗い出し、客観視する。
そんな話をしてきました。
さらに突っ込んで、ちょっと答えにくい質問に対する準備もしておきます。
実際は、圧迫
面接で対応力を見る、あるいは「3分以内に
面接官から笑いをとれ」といった大喜利のような課題は出ないと思いますが、負荷をかけたトレーニングをすることで本番の緊張を少しでも和らげるのが目的です。
単純だけれど答えに困る質問が「あなたの特技は何か」です。
なんかアクロバットなこととか、超人的な技能を示さなくてはならないと思いがちですよね。
こういう質問に対しても、自分で考えて答えを用意しておいて欲しいのですが、一応ウケが良かった私の回答も紹介しておきますね。
「私の特技は、数字や数式を上下逆さまに書けることです。この特技は友人に勉強を教える過程で身に付けました」
要は向かい合った友人に問題を解いてみせるときに身に付いたもので、言ってしまえばいちいち紙をひっくり返すのが面倒くさいからという、私のものぐささから生まれた特技です。でもけっこう面白くなかったですか? 自分で言うのもなんですが。
付け加えると、私は右利きですが、左でもけっこう書けます。
自分の想像する限りでトンデモ質問を作り出して、それにどう答えるか、というのもちょっとだけやっておくといいかもしれません。
あとは、あがり症を緩和するおまじないは、「人生で最も赤っ恥をかいた時のことを思い出す」、です。それに比べれば今置かれている状況もマシだと思えることがあります。ただ、人によっては逆効果なのであらかじめ家で試してみるといいです。
調子に乗って聞かれてもいないことを書いてしまいましたが、お役に立てれば幸いです。