赤チャートですが、学校の授業で使う前提と理解しています。もしそうであれば、自ら別途黄チャート又は青チャートを購入するのは余り意味が無いでしょう。理由は以下の通りです。
1) 新課程対応による敷居の低下:赤チャート特有の「難しい」というイメージは旧課程版のイメージであることが多いです。新課程赤チャートは各節の基本事項が充実し、その確認問題であるCHECK問題の問題数が増えています。つまり、昔の赤チャートと比べると問題集としての敷居が低くなっています。基礎に不安があるとのことですが、赤のCHECK問題でもつまづいてしまうのでしょうか?もし、これでつまづくようであれば、黄色や青にしたところで、成果はあまり変わらないでしょう。
2) 赤チャートの効率の良さ:赤チャートのCHECK問題と例題は、本質的な解法が同じであれば重複を省くよう編集が工夫されています。例題を順番に理解していくことで効率良く
数学の力を伸ばして行くことが可能です。中途半端に黄色チャート青チャートを並行利用すると、むしろ勉強効率を妨げる可能性が高いです。
3) 学校の授業の有効活用:2)とも関連しますが、学校で赤を使うのに、わざわざ違う色を「独学で」やる意味があるのかどうか?もう一度よく考えた方が良いでしょう。独学中の浪人生であれば話は別ですが、高1の段階であれば、学校指定の教材をベースに、授業/先生を120%有効活用すべき。分からないところはそのままにせず、学校の先生にすぐ質問するようにするのがポイントです。
最後に。赤チャートだから消化不良になるのではないです。本質は、分からないところをそのままにしておくから消化不良になるのです。黄色だろうが、いわんや白だろうが、分からないところをそのままにしておいたら、消化不良になるということを押さえておきましょう。