ええっと……、年度末におこなわれる追認定考査の話ですかね。成績評価や単位の認定(合格・不合格)は教科ごとではなく科目ごとにおこなわれます。
現代文も古典も教科・
国語の中の科目ですが、別々に評価されます。(実際には現代文B、古典Bという名称の科目だったりします)
定期考査その他の試験での得点はもちろん、レポート等の提出状況、日々の授業での取り組む姿勢、出席状況など総合的に評価されます。出席状況だけでも基準に満たないとアウトになります。同じ教科内科目でも評価はそれぞれ。1つは良くて他は悪いなんてことも起こります。
1学期や2学期の成績は本人や保護者への途中経過報告。1・2学期の10段階での1・2の評価はこのままでは学年末に単位が取れなくなりますよ、という警告です。学年成績は1・2・3学期を総合的に評価して最終的に出てくる正式な成績(5段階評定)なのです。それが1と出た人には最後のチャンスで追認定考査があります。これで合格すれば最低限の基準をクリアしたとして単位が認定されます。評定は5段階で2しか取れません。
正式に単位認定したり卒業・進級を認めるのは校長先生ですが、それ以前に当該科目の教科の先生方で合否を検討するようですね。
私自身、卒業してからはっきり知ったのですが、アメリカその他の国々では追認定考査に当たる試験は実施されますが事前の指導・強化対策は無しで受験の機会だけは保証、当然ながら受かる人もいれば落ちる人も出ます。この国の少なくとも埼玉県のおおかたの県立高校では対象者は全員合格させようと先生方が取り組んでる。この違いがあります。
追認定考査の筆記テストの得点だけで合否が決まることはまずありません。考査前に授業のような時間割が組まれて説明・強化対策指導がなされます。科目によっては未提出のレポートやら作品やら仕上げて提出することが義務付けられます。この事前指導への出席は必須です。事前指導への出席状況、期間中おこなわれた小テストの出来は基準をクリアできたか、などなど、いろいろと評価されてしかも何とか合格させることにゴールが定められてる。低得点でもなかなか落ちません!実際には事前対策が取られているので満点やかなりの高得点も出ます。
広い意味での教育界に身を置いた経験もあり、特に埼玉県は先生方が情熱をもって指導に手を抜いていないのがよいと思いました。東京都だともっと諦めているというか。
真剣に取り組めば結果は心配ないと思いますよ。もし万一結果が否と出たときは何か重大な弱点がないか改めて見直すとよい。それか、別の道を探れという合図かもしれませんよ。
単位修得が認められなかったのを裁判で覆して認めさせたなんて例もあるけど、学年成績で否と出るのはよっぽどのことで裁判で勝っても本人の弱点が解消したわけではない。実態と向き合うべきだと感じます。
質問者さんの言う「進級テスト」が具体的に何を指しているのか不明です。特に進級テストという名称のものはなかったから。中学生ならこの高校に進学した先輩から何か話を聞いたのでしょうかね。それで心配になって質問した?
学年末考査ならこれで合否結果が出て後は無いです。もうこの後のチャンスは無いですね。担当の先生から「最低でも○点以上は取ってほしい」と言われた筆記テストで3学期いよいよ成績が要注意になった一部の人だけに課されたテストなら3学期の成績、ひいては学年成績を決める重要なテストで確かに進級がかかっていますな。
実際に入学して生徒になれば年度の最初にそうした決まりごとの説明がありますよ。