親ができることといえば”そっと見守ること”だね。気持ちは分かるけど何を言っても逆効果。とりあえず高3になるまでは見守るだけでOK。高3になったら全体的に受験モードになっていくから、その雰囲気で気持ちが切り替わっていくものだよ。
子が卒業生ですが、不登校や体調不良ではなく、部活と高校生活を楽しみ頑張ってるという長田生で最後に受験モードに切り替わらなかった生徒は、私が知る限り1人もいません。
保護者さんもご存じの通り、兵庫県方式の高校入試を長田合格まで仕上げてきた子達なので、そもそものやる気や受験制度への対応力はかなりあるわけです。自分の学力へのプライドもある。なので、高3になってからの集中度はすごいです。国立2次の最後の最後まで、長丁場を走り切ります。
ただ、余りにもさぼり期間が少なくて切り替えが遅すぎたりして、志望大学を高く設定しすぎて浪人になっちゃうパターンはあります。家計的に浪人ができないとなると、もしも息子さんの勉強熱スイッチが遅く入った場合は
偏差値を下げた大学へシフトして受験ということはあるかもしれません。それはもう仕方ないことだと思います。本人が背負う話です。
塾の先生からも再三言われてましたが、親が言うのは
学費をどこまで出せるかのみ。(下宿や浪人可かなど)勉強しろとかなんとかは、言っても逆効果なだけです。塾にも言ってるみたいだし、「浪人は絶対できないから」ということだけ、釘をさしておけばいいのではないでしょうか。
二人の子どもがいて、それぞれ高校のレベルも性格も違いましたが、共通して言えることは親のアドバイスは全く聞かない(効かない)です。中学生の頃のように反抗的な態度は取らないですが、聞き流されるだけです。
そのときがきたらスイッチが入るかもしれませんが、入らなくても自己責任でいいと思います。第一子はそれで浪人しましたが、親ができることは予備校代を出すこと、家庭内の環境を整えること程度でした。質問の方は浪人は無理ということなら、そのときの学力相応の大学に進学するしかない旨約束をして、リビングの壁にでも貼っておくとかどうでしょうか。
親が先回りして、あれこれ心配しても、無駄です。逆効果。伝えなければいけない要件(金銭面)等は、話しておいて、後は後ろから見守るのみです。失敗や挫折も必要だし、大学の後もずっと人生続きます。難しいかもしれませんが、信頼して待ちましょう。