続きです。
保護者は確かに会社経営者やお医者様は多いですが、子どもたちの間ではみんな普通です。普通の金銭感覚を持っていますし、そのように躾をしているのではと思います。あまり意識することはありません。それよりも保護者会等はいつもどなたかがやりますよ〜と決まってしまい、みなさん大らかというか、良い方が多いという印象です。妬みとかやっかみとかとは無縁な所にいらして、適度な距離を保ちながらおつきあいをしています。
私自身難関大学と世間で言われる学校に進学しましたが、高校生活は決して楽しいとは思えるものではありませんでした。勉強が全てで勉強で自分の価値まで序列化されるような気がしていました。自分自身への戒めをこめて、勉強も頑張ってほしいけれど、勉強以外にも自分の財産となるものをたくさん詰め込んでほしいと思っています。
勉強で上手くいかなくても、他にも寄って立つことの出来る自分の引き出しを沢山作ってほしいと思ってます。自分の価値を
偏差値だけで測ってほしくないなと思っている所です。
学校にはそれぞれの教育方針があり、それが良い悪いではなく、子どもをどのような教育方針の中で成長してほしいかではないでしょうか。
将来が不安定というか、価値観が混沌とした現代において、生きるということ、どのように生きていくか、きちんと自分に向き合う時間をチャペルの時間を通して確保してあります。本人たちには居眠りの時間になっている部分もありますが、卒業後にようやく気づくことも多々あるようです。OBのペシャワール会の中村医師や北九州のNPO奥田さんの講演等からも脈々と受け継がれる教育方針を感じています。子どもたちもバカではありません。羽目を外しすぎて赤点、呼び出し等のある子もいますが、どの子もいつしか気づき軌道修正し卒業していきます。
ここでの3年間を通して、人と比較しない、自分は自分という自己肯定感、自己効力感を育んでいると思います。
そのような特色から、公立の滑り止めとしてではなく、西南を希望する生徒も一定数おります。
人生上手くいかないときにこけてしまっても自ら立ち上がれる強さ、自分を信じることの出来る強さ、自分の大切なものを沢山作ってほしいと願っています。
参考になれば幸いです。
今年専願受験で合格しました。
ご質問の中に「成績が中の上では厳しいでしょうか?」とありましたので、子どもの受験を経験してみて感じたことを書いてみます。
合否はほとんど英数の試験結果で決まると思います。
面接は将来の夢やどのような高校生活を送りたいかなど聞かれたそうです。
偏差値60とのことですが、フクトの
偏差値でしょうか?子どもや合格した子どもの友達をみるともう少し上だったと思います。あと1年ありますのでがんばって下さい。
専願の倍率は毎年1.6倍くらいです。