その通りですね。
現在のトップクラスの制度が理数科のようなものでしょうが、それ以外の子にも目を向けてほしいです。
大学以外の道(専門学校や公務員など)に理解があればもう少し魅力を感じるでしょう。
それでも進学校だから大学進学のみとするなら、定員割れでも入試でばっさり切り捨てて、少数でも確実に上位レベルだけを育てればいい。
そうしたら
偏差値の高い受験生が鹿児島市内に流出しないのではないでしょうか。
どちらにしろ今の立ち位置が中途半端ですね。
大隅地区から同世代で毎年20名程鹿屋市外に流れています。その主な理由は「鹿屋高校が難関高校でなくなった」からです。小中学生はまだ精神的に幼いので、勉強で自己顕示欲を満たそうとする傾向が、非常に強いです。理数科を定員40にして
偏差値を上げ、【難関】にすることで、ラサールクラスは無理としても
、それ以外の生徒、特に中学入試で長崎青雲中学や、楠隼中、鶴丸高校に進学する生徒を理数科に引き込める可能性がでてきます。そうすれば、東大1名、国医4名、旧帝大10程度は固いと思います。
市内3高は完全な縦からの輪切りになるため、鶴丸高校以外の市内の高校は、合格者の学力差が大変小さく、ボーダー付近の
偏差値で団子状態になります。つまり将来東大や国医【地域枠の推薦ではなく一般枠の学力勝負で受かる】を目指せる人材の大部分は、同一学区の鶴丸に流れて、2番手や3番手の甲南や中央にはなかなか流れません。これは我々の頃から変わっておらず、東大、京都大、国医の合格者のみの数字なら、鹿屋高校や加治木高校が年によっては甲南高校を上回ることもありました。つまり鶴丸高校一般枠などの生徒を理数科に引きつける事ができれば、旧帝大以上10名程の実績は見込めると思うのですが。
首都圏の公立高校理数科で教員をしてます。
首都圏では、理数科は、あまり人気はありません。
というのは、カリキュラムが理数系科目に偏らざるえません。途中で文系へ切り替えを考える生徒もいる中で
そう考えたら中学で、理系と固めての進学をきめるには
相当な覚悟を持たなければなりません。
ならば、普通科の中にコ−ス制をとり理系文系と従来通りの方が無難な進路選択と考えるからでしょう。
大学訪問、講演会、研究所訪問、卒業生に毎週末チュ−タ−にきてもらい、課題研究など一般の進学重点校にない特色を持っていながらも、学年40人のひとクラスの本校で、東工大をはじめ、首都圏の国公立大へ10名くらいの合格しかありません。他の生徒は私学でも
偏差値の高くないところへ多く進学しています。
地方で理数科を立ち上げるのであれば、半世紀前からある錦江湾高校を超えるようなシステムを構築する必要があると思います。
それよりは、カリキュラムを含め、日々の学習の進め方に工夫を凝らせた方がいいのではないかなと考えます。また、現在難関大学に在籍している何人かの先輩に来校してもらい体験記や大学生活を話しをしてもらうこと最低限必要ですね。