コース分けの件ですが、従来の文1〜理2を再編成する形になるため、尚絅学院やウルスラ、育英のような厳密なコース分けにはならない見通しです。
その証拠に、総合進学⇒特進⇒特別選抜といったコース変更が可能になっています。
また、
偏差値に関しても現時点ではコースごとの指標にはなっていないため、当面は従来のコースを看板替えする形になると推測されます。
なお、特別進学・特別選抜コースの部活動制限・指定校推薦禁止は確定のようです。
ホームページで新しい教員を9名募集していますが、そのうち専任教諭は1名だけ、あとの8名は常勤講師(つまり非正規社員と同じ)です。1年契約で最長3年まで、今まで常勤講師から専任になった人はいないそうですから、この人たちは採用された後も公立の採用試験の勉強もしなければならず、授業など学校のことだけに取り組んでばかりはいられないでしょう。
この人たちが中学校からの特別選抜コースを担当しても3年でやめていくのでは効果も中途半端でしょうし、中学校の他のコース(総合コース)や高校の学院大コースなどを非常勤講師と一緒にもたせ、特別選抜(進学)コースは専任教諭が担当すれば、コースによっては授業の成立もむずかしく学校全体の雰囲気が今より騒がしくなり、中学校で毎日7時間授業の特別選抜コースにも影響がでるでしょう。また保護者からも、同じ
授業料を払ってるのに不公平だと抗議が出るかもしれません。
形だけ教員数を増やしても、教育効果より財政を優先している限り、この改革が成功するとは思えません。