国立大学経済学部
偏差値 2016年
東大
偏差値 68(センター得点 87%)
一橋
偏差値 68(センター得点 81%)
横国
偏差値 63(センター得点 76%)
東北
偏差値 58(センター得点 75%)
北大
偏差値 58(センター得点 74%)
埼大
偏差値 53(センター得点 68%)
春高の成績上位の国立大志望者にとっては
偏差値 58である東北大は自分でも頑張れば手が届く可能性がある国立大という受け止め方があると思います。春高の成績上位者(50位以内)には東北大は現実的な目標(志望校)というのが理由でしょう。
東大、一橋大は超難関大です。東北大は春高生にとっては目標、ターゲットになりやすい大学といえるでしょう。
こうみると東北大や北大は筑波、千葉大とほぼ一緒ですね。一方、横浜国立大学がかなり難易度があがって埼玉大学も少し難易度があがっているように思います。首都大学も高そうだし、全般的に首都圏の国公立大学の難易度が高くなっているのでしょうか。
明治大学の合格者が減ったのは国立志向が強くなって、浪人生の複
数学部受験者が減ったということでしょうか。
横浜国大の経済学部は看板学部で著名なエコノミスト、経済アナリストなどを輩出していること、銀行や証券会社などへの就職に強いため、首都圏の受験生からは人気があります。
東北大は(難関大の一角ではありますが)、首都圏の進学校の評価は早慶と併願してダブル合格した場合、理系ならば東北大。文系だったら、早稲田(の政経や商)、慶応(の経済や商)に行く人の方が多いように思います。
明治大の合格者が減ったのは国立大志向が強くなって、浪人生の複
数学部受験が減ったという見方は的確かもしれません。春高は現役で明治レベルに合格できる人は(明治に行かずに)、一浪してもっと上を目指したらどうかという指導(アドバイス)をしている学校です。一方、生徒の方は明治で十分に満足する人、難関国立大か早慶を浪人してでも目指したい人に分かれているように思います。
2番手以下の生徒からは高額な
授業料を徴収し、
一部の優秀な生徒を無料特待生として徹底的に6年間かけて受験テクニックを身につけさせて、
東大京大東工大一橋大国公医早慶上位学部の合格数を稼ぎ出し、占有し、
さらに優秀な生徒を呼び込むという私立中高一貫校の戦略的経営が一般化している現況では、
春高はもはや歯が立たないでしょう。
浦高だって危ないかもしれない。
家計にそれほど余裕が無い一般家庭の子息でも入学できる春高が程々の進学校として生き残る道は、
東大京大東工大一橋大国公医早慶上位学部に続くレベルの大学に合格できる学生層を厚くしていくこと、だと思われる。
その点、北大や東北大合格者が伸びてきているのは良い傾向だと思われる。
願わくは、現役で合格するのだと言う気風を醸成していくことが重要。
それは、おそらくどこの高校も同じではないかと思います。他校の実態を知らないので、正確なことはわかりません。ただ、事実としては春高には最上位の数人は現役で東大合格できる非常に高い学力を持った生徒がいます。
一方、下位の生徒には授業についていくのが困難になる者もいます。でも、誤解してほしくないのはそういう連中も一浪して予備校で必死に頑張ればGMARCHレベルには合格する者も多いです。