西武学園文理高等学校 - 埼玉県 私立

よく言えば個性的、悪く言えばアクの強い理事長さんが新興進学校としての実績を築いてきましたが、小学校開設以降の凋落は残念でなりません。

一族経営というのは個性的な教育が出来たり、意思決定が速いというメリットもある反面、ワンマン経営の弊害も懸念されます。
今は後者ばかりが目立ちますね。

理事長さんはお元気ながら御年８２歳と高齢です。
その後この学園は誰が差配していくのでしょうか？

娘さんが学園長の地位についたとき、周囲は当然この方が継ぎの理事長とみなしていたところ、２年前の不祥事で懲戒解雇されました。

国から毎年数億円の補助金を交付されているにも関わらず、５千万円にも及ぶ不正流用があれば、普通は理事長が責任を取って辞任して当然ですよね。

富も名誉に手にした後引退の潮時だったのに、引責辞任しなかったのは、理事長として実権を握り続け、いつか娘さんを復帰させて学園の経営を引き継がせたいという執念によるのでしょうか？

娘さんは不正流用の事実を認めていません。
前代未聞の不祥事からはや２年となり、徐々にほとぼりも冷めつつあります。
理事長さんの眼の色の黒いうちに鶴の一声でいずれ復帰ということもあるのではないでしょうか？