一言で言うと評価が難しい後期選抜の年だったと思います。
一教科づつ見ていくとどの教科も極端に難しい問題は減ったので、難易度は下がり平均点は上がるように感じられます。
しかし、私の個人的な感覚では、全体で15〜20点ぐらい下がり250点台まで落ちる気がします。
ひとつめの理由は
数学の最初を除いて誰でも簡単に解ける問題がとても少なくなったことがあげられます。
そうなると、
国語、理科、
英語は昨年より左に山が広がり平均点を押し下げます。
これは中位以下の高校ほど顕著で、当日得点が低くてもボーダーも下がるため、ダメだと思っても意外に合格になることが起きそうです。
ふたつめの理由は教科によって出題意図と言うか答えへの導き方の違いが大きかった点です。
説明しづらいのですが、教科ごとに頭を完全に切り替えないと最初の問題から時間を浪費して慣れたころには時間が終わる人が多かったと思われます。
結果として、ケアミスが多発し得点が下がるパターンです。
これは中位に多く出たと推測され、一教科だけで10点以上下がる可能性もあり、複数教科で発生するとかなりのダメージになります。
中上位校で倍率が低い高校は前年よりボーダーはかなり下がる可能性が高く、倍率が高い高校もボーダーは10点以上下がると推測されます。
ただ、授業( 質の高い )をしっかり聞き、本質を理解していれば対応できますから、上位の人ほど影響は出にくいです。
また、度胸の座ったメンタルの強いタイプや問題の読解力が高いタイプは、難易度が全体としては下がった影響を追い風にして、普段より30〜50点近く上がった人もいただろうと推測されます。
まとめると、予定通り実力を発揮できた人は当確、失敗した人も10〜20はボーダーが下がる可能性が高いので落胆しすぎす結果を待って良いと思います。
これ以上書くと塾関連の人に叩かれそうなのでやめます。
かなり来年のためのヒントにもなると思います。
長々と本当にすみませんでした。
PS
屋代は受検者の学力が下がったわけではありませんが、高内申点者のボーダーは前年の340から320点台に下がると思われます。
申し訳ありません、一ヶ所間違えました。
得点分布の山が左( =得点が低い )に広がるのは、
国語、理科、
英語ではなく、
国語、理科、社会だと想定されます。
英語も左に広がりますが、全体に左にスライドするイメージで平均点は下がります。
一方で、
数学、理科を中心に分布の山は右( 高得点 )にも広がります。
とんがった山型ではなく、台形に近づくイメージで、100点満点も
数学などかなり出そうです。
選抜する側は受検生の分布が広がりますから判定はやりやすくなりますが、校長裁量は減ってしまうかもしれませんね。
上の方に大筋同意です。
私の見方では.
国語数学は前年度までと大きな出題傾向の変化はなく.それぞれの力に応じた回答ができたでしょう。
例年通り
国語で波の乗れた受験生は.
数学のひとつ目の鬼門2の3まではスムーズに進めたと思います。
教科としての鬼門は社会でした。
出題の順番などのの違いに戸惑い.動揺を引きずると時間の浪費とミスが誘発されがちです。
さらに考え込む暇もなく次々に頭と手を動かし続けなければならず.かなり脳内酸素を消耗する問題でした。
最後まで集中力を切らさずにミスなく進めた受験生の得点は上がったでしょう。
疲労やダメージが残ったまま理科に突入して.これまでとは異なる出題形式への対応ができなかった受験生もいたと想像されます。
解き方が見えた上での計算力を問う問題が多く.難易度は高くないですが普段しないようなミスが出た人も多かったでしょう。
英語は最初のリスニングが鬼門だった可能性があります。
色々なスピード音質に慣れていないと聞きにくい声で.得点源に想定しながら解けなかった場合はダメージを後に引きずることになったはずです。
各教科ともに今年度も記述問題が多く.自己採点の精度が低い特徴は例年通りで.発表時の開示点を聞くまで正確な得点が読めない受験生がほとんどでしょう。
また.専門家ではありませんから内容に責任は持てませんので参考程度にお読みください。
また色々な他の見方があればお聞きしたいです。
偉そうな書き方であれば申し訳ありません。