今すぐ灘の
過去問やって、数英で三割強取れるなら可能性はあると思います。まあ英検準1級が取れるなら
英語だけなら普通に三割強取れると思いますが。
平均96点とのことですが、どんなテストなのか、難度や母集団のレベルはどうなのか、その点がわからないので、そのスコアを以て灘の合格可能性を判断することは不可能です。仮に公立中学の定期テストや実力テスト程度のものであれば、はっきり言って資料として不要です。したがって、早急に灘の
過去問をやってみてください。その結果こそが信頼に足る指標になります。
以下は蛇足ですが、医師になりたいだけなら灘でなくてもよいのではと思います。将来、大学教授や大病院の院長を目指すというのでなければ、別に灘でなくてももっとコスパがよい選択肢もあるかと思います。まあ強く止める気は無いのですが。
令和2年度の灘高校合格者です。
「これまでのテスト」とは、学校の定期テストなどの事でしょうか。それならあまり当てにしすぎない方が良いと思います。灘との難易度の差がありすぎる場合があります。(僕の学校の場合、
偏差値55の学校に合格した人が480点以上取れるくらいだったので...)
漢検準二級とのことですが、例年漢字
問題は漢検五級以上未取得の僕でも全問正解できるレベルです(ただ、問題数は9問程度です)。
英語はバイリンガルが高得点を取れる
問題になっているのかは不明ですが、準一級取得予定の実力であれば7割以上狙えると思います(7割取れるとアドバンテージになることが多い)。僕は英検二級保持で本番は72点でした(受験者平均はたしか50点前後)。
日本語がちょっと変だと、もしかしたら
国語が少し厳しいかもしれないです。ほぼ全問記述
問題なので。ただ、灘高校の試験は英数で決まると言っても過言ではない(体感)ので、
国語では間違えてはいけないところを間違えなければ
問題ないと思います。
過去問についてです。僕は秋から解き始めましたが、もし他の難関高校(東大寺学園、洛南高校など)の
過去問で合格点をある程度余裕を持って上回ることができるのであれば、もう解き始めて大丈夫だと思います。
過去問の点数は、得意不得意がありますが各教科60点を目安にすればいいと思います。苦手→55、普通→60-65、得意→70以上といった感じです。(年度によりますが)4科目の平均が65以上であれば余裕を持って合格できます。詳しくは赤本を見てください。
繰り返し解くことが非常に重要です。直近5年分は少なくとも2回は解くことをお勧めします。3回、4回解いても良いです。1周目でわからなかった
問題の着眼点に気付けますし、記憶に残るので傾向の把握にも繋がります。また、類題が頻出するのでその解き方が自分の中でパターン化してきて速く解けるようになります。特に
国語の随筆は他の難関高校が出題していないため、慣れが重要になります。(勿論1回解くごとにやり直しはしてくださいね)
塾には行っていますか?行っていないなら近所の大手の塾に通い始めるのをおすすめします。僕の通っていた塾には5年以上前の
過去問のストックがあり、それが非常に役立ちました。理由は二つあります。一つ目は、灘高の入試レベルの
問題集が無かったからです。二つ目は、灘高の入試問題は傾向が非常に分かりやすく、さらに15年程度の間を空けて、問題そのものを使いまわす場合があるからです(理科のみですが数回発見しました)。前者が解決済みならば5年以上前の
過去問は必要ないかもしれません。10年も前の傾向を掴む意味は無いですし、使い回しも希有なケースでしかも知識
問題でしか見られませんでした。ただ、昔の問題の方が難しかったりするので、問題演習としては役立ちます。塾に通うメリットは他にもあるので検討してみては。
他の方の言う通り医学部志望が灘にこだわる必要はありません。ですが、灘高校の受験は(他の学校もそうですが)非常に思い出に残りますし、自信になります。
過去問を解き始めて、自分に何が足りていないのか、どうすればそれを補えるのかを、演習を通じて見極めてください。応援しています。