寿命を削る1ヶ月の猛勉強と、相当なミラクル(当日の問題の相性が良くて、たまたまミス無く解答できて、頭が冴えて良い解法がバンバン思い浮かぶ)が必要です。
その
偏差値でも出願するのはギャンブラーだなと感心しますが、入試に絶対はありませんから、0%とは思いませんよ。
後悔のないようにやるならとことんやって、負けて散ったら潔く私立の特進から大学進学目指すでいいと思います。
中学
数学苦手な人は二高入学時点でまずいないと思いますが、
数学は高得点は諦めてください。ていうか75点でまとめられるなら御の字です。今から関数や図形の難問をやってもコスパ悪すぎます。ミスらない方法、見直しの際のコツを自分なりのルールを決めておいてください。決めておく、というのは試験で勝つために大事なことです。
どの科目をどの程度やるかの前提として、
問題集や
過去問を解く「作業」の本当の「目的」を理解して取り組むことを心がけてください。
日々問題を解くのは、
出来ない解法、知らない暗記事項、弱い問題形式、弱い分野を洗い出す作業です。
洗い出したらすべてそれを出来るようにすればいいわけです。
当日勉強の最後に全部見直す。翌朝も見直す。翌日も見直す。週末も見直す。
完璧に出来るようにしたいんですよね?
目的はわかってるはずなのに、
それだけのシンプルなことが本当に出来ている人はかなり少ないです。
やりっぱなしになってしまうんです。
勉強することが目的化してしまってる人が大部分なんです。
・
模試の活用法について
よくあるのは、出来なかった問題を解けるようにする復習法。
やらないよりずっとましですが、まだまだ
模試を十分活用できてないです。
模試の成績表の裏に正答率から自己分析できるので、
その点数に達するには貴方はどういう失点をしているのかを分析してください。
所謂ケアレスミス(本質的にはこれも実力のうち)であればミスを減らせば得点アップが見込める。
正答率が高い問題で失点していたら確実に落とせない問題であると認識してすぐに補強する。
弱い分野(科目ではなくて例えば社会のどの分野とか)や弱い問題形式(正誤問題、並び替え、記述、作文、証明問題)を洗い出す。
正答率が低い問題は所謂捨て問なので学力が発展途上なら勉強の優先順位を下げる。
(例えば、
数学の最後の図形問題は難問なので最初から捨てて他の見直しに時間を費やすのが吉。)
そして自分に足りない要素を分析できたらひたすらに克服作業を遂行していく。
同じ勉強をやるにしてもどこまで自己分析出来ているかで全く未来が変わります。
最後に、ミラクルを起こしたかったら、体調もメンタルも入試当日に最高の状態に持っていけるようにしましょう。
体調ボロボロ、寝不足で頭が働かない、不安でメンタルも弱々で戦意喪失ではいくら猛勉強してきたとしても高いパフォーマンスは発揮できないでしょう。
自分がプロスポーツ選手になったと思って過ごしてみてください。自分は受験のプロフェッショナルだと。起きているときはすべて勉強のために時間を使い、毎日しっかり栄養も休息も取って、ただひたすらに試合に勝つための方法を追求して人生を捧げる。絶対に気持ちで負けてはいけません。