細かいことを先に指摘しておくと、一高は仙台第一(仙台一高とか一高と表記)のことを表しています。
貴方の志望高の宮城第一は宮一と表記されます。
さて、宮城県公立高校入試の制度ですが、
Youtubeの動画を見れば理解出来ると思います。
昨年度のものですが、変更はありません。
https://www.youtube.com/watch?v=ENHkmx7_fzc&t=495s詳細は宮城県の高校教育課HPで確認できます。
https://www.pref.miyagi.jp/site/sub-jigyou/kyo-r5motomeruseitozou.html宮一の募集要項はこちらです。
https://www.pref.miyagi.jp/documents/39993/25.pdf宮城県公立高校入試の仕組みを宮一の
普通科の例で説明すると、
・学力検査点は5教科100点ずつで500点満点
・調査書点(内申点のこと)は195点満点(各学年65点満点)
・試験は一発勝負。
面接なし。推薦無し。
・試験は1回ですが、共通選抜と特色選抜という2つの選抜方法が取られます。
・共通選抜は募集定員の90%(180人)を取ります。調査書点と学力検査点だけで決まります。
学力検査点と調査書点は7:3の価値に換算されます。
「調査書195点を固定して考えると学力検査500点は455点に圧縮されて、455:195=7:3。」
「合計点としては650点とみなすことが出来る。」
あるいは
「学力検査500点を固定して考えると調査書195点は214点扱いになり、500:214=7:3。」
「合計点としては714点とみなすことが出来る。」
となります。
・共通選抜では、各学年(1年、2年、3年すべて)の年度末評定から計算される調査書点と、入試当日の学力検査点の2つの点数を用いて、相関図(詳しくは動画を参照)に当てはめて内側の人から合格にしていきます。
・特色選抜は残りの10%(20人)を取るのですが、調査書点と学力検査点で上記で合格できなかった受験生の中から上位40人を選び、そのうえで調査書の記載事項(英検数検漢検とか部活とか生徒会とか学校外の活動記録)も考慮されて総合判断され20人が選抜されます。
・評定の換算や、調査書点と学力検査点の比率は各学校で定められていますので、URL先の求める生徒像の資料中にある選抜方法等を確認してください。
特に、調査書点の計算方法や比重はご注意ください。
調査書点の基となる評定について、共通選抜では5教科はそのまま計算されますが、実技4教科は2倍に換算されます。特色選抜ではすべて2倍換算としており、特色選抜のほうがより一層調査書点の比重が高くなっています。
一方、探究科の特色選抜を見てみると、学力検査点が2倍されるので圧倒的に当日の点数が重視されています。
普通科と探究科では求める生徒像が異なるということですね。