大きなスパンでは、県立伊奈学園総合高校(通称、伊奈学)ができてから、魅力的な高校で3校分の人数の
生徒を採ってしまうので、付近の上尾、桶川その他軒並み
偏差値を下げました。
今年分だけだったら、塾・予備校の類の
模試を受けた人だけを資料にして出すので計算上前回に比べると下がったという結果になったかも。誤差も出ます。定員割れだったからどんな得点・
偏差値の人も合格したせいかとも思えます。
ここ数年で
偏差値55くらいを堺に、それ以下の県立高校の
偏差値は軒並み下がりましたね。
時期的に入試制度の変更や底辺校の統廃合が影響しているのかもしれません。
上尾南以外も
偏差値50前後→40代前半に転落した高校は多いです。
世の中全体で高校に入学する年齢層の人が減ってきていることが原因だと思います。統廃合が行われたのも全体の人数が減ってきたからでしょ。
平成16年度入試から県内の普通科は居住地区にかかわらずどこでも希望する高校を受験できるルールになりました。これで一層人気校がはっきりしましたね。定員割れ起こした学校は基本的に受験者を全員合格させるから
偏差値の低い人でも合格します。すると
偏差値の平均は低く出ますよね。少なからぬ高校がこのタイプに該当したのじゃないかな。昔卒業した人が母校の
偏差値の低下にびっくりする事態に。
統廃合はむしろこの事態の歯止めになっていると思います。私学じゃできない芸当で生き残りを図りました。
採る学校側からすると、倍率が高いほうが受験者を選べて質の高い
生徒をそろえられる傾向になるけど、埼玉県は倍率が高まらないように臨時増とか打ちだしてきます。なるべく志願者は受け入れるという方針に見えますね。人道的なのかも。