> 理数科から落ちて普通科に入れるから普通科に入りやすくなるかな
⇒そんなことはない。
理数科が傾斜配点を採用しているため、理数科を先に合否判定する。そして、理数科に不合格だった方(多分、理数科志望の全員が普通科第二志望で出しているだろうと思われる)+普通科第一志望の方が普通科の280席を争うシステムだろうと思われる。
昨年の例だと、
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/205620.pdfhttps://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/230331.pdfを突合して解析すると、
理数科志望174名中173名受検、理数科合格が82名、理数科不合格だが普通科合格が68名(=173−82−23)、県高に不合格が23名(=105-82) ⇒ 県高合格率は(82+68)/173=0.867
普通科志望382名中382名受検、普通科合格が215名(=283−68)、不合格が99名 ⇒ 県高合格率は215/382=0.563 と読み取れる。
巷で言われているように、理数科を第一志望としている層は普通科よりも学力が高いようで、どっちの科に行くかは別として、県高合格率も高い。
例年、理数科落ちで普通科合格の人数は大体1クラスくらいの人数≒40名なので、昨年はちょっと多かったんですね。
理数科第一志望+普通科第二志望とするか、もしくは普通科第一志望のみとするかのヒントはこちらもご覧ください。
高校受験についての話題
内緒さん@中学生 [ 2021/01/26(火) ] の質問のスレッド。
数学100点理科100点取れれば、傾斜配点で可能性は少しはあるかもね。
通りすがりの内緒さん@保護者 [ 2021/02/10(水) ]に関連して。
南高校の場合を解析してみる。理数コースの82名全員が普通科を第二志望にしたと仮定する。
普通科421名、理数コース82名が願書を出した。うち、普通科2名、理数コース1名が欠席して実際に受けたのは普通科419名、理数コース81名である。
理数コース第一志望81名のうち、理数コースに合格したもの41名、不合格が19名(=60−41)、残り21名(=81−41−19)が普通科で合格。
故に理数コース第一志望81名の南高校合格率は(41+21)/81=0.765
普通科第一志望の419名はどうなったかというと、合格が301名(=322−21)、118名(=419−301)が不合格。
故に普通科第一志望419名の南高校合格率は301/419=0.718
なお、傾斜配点対象科目は県高:
数学&理科、南高:
数学&
英語であることに注意すること。
(
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/240443.pdf )
南高の傾斜配点タイプの方が、学科間の学力差が少なくなることが想像される。