まず把握しておいて頂きたいのが、
国公立コースは全員奨学生だということです。
HPやパンフで
国公立コースの特徴を、「難関国立大学合格を目指す」と言う意味のことを書いてあるはずですが、この場合の難関国立大学とは、旧帝大級の大学を指します。
入学時高校
偏差値60の
国公立コースを受験時に大学
偏差値70前後まで上げなくてはなりません。この場合の高校
偏差値は大学
偏差値とイコールではないことに注意してください。
偏差値を出す母数が違うので本来比較できませんが、ざっくり言うと大学基準に揃えるなら高校
偏差値からマイナス5〜7した数字が大まかになります。つまり入学時53〜55ぐらいの生徒を、大学受験時に70前後にしなくてはなりません。
しかも上方移行してます。
ほとんどの中学生は高校に入ります。高校
偏差値とは母数が中学3年生全体で、その高校生が大学に行くのは5割強です。
乱暴に言うと高校生の成績上の方から5割強が大学に進学するので、それが大学
偏差値の母数となります。
よく大学受験は高校受験の10倍大変と言われます。その中で
偏差値を15〜17上げなくてはならないのです。
三年間かなり無茶しないと無理ということはご理解いただけるかと思います。
なぜ無茶させるか?学校側の本音は進学実績のためですね。つまり生徒集めの看板になって欲しいのですよ。だから生徒に無茶させる。
でも生徒に無茶を強いるのには飴玉が必要ですね。
それが特待生なのです。
付いてこれれば難関国立大を現役で合格出来るだけのカリキュラムを無料で提供しよう、というわけですね。
付いてこれなきゃハイそれまでよ!ということは下の質問で答えてます。つまり成績不振者は
国公立コースから外される=特待生ではなくなるという訳です。
で、めでたく
国公立コースは一年から上から下まで勉強に駆り立てられる仕組みになってます。
本当ですと、答えるのは簡単ですが、なぜそうなのかを理解して頂きたく思いましたので長々書きました。