大阪府下全域から中学トップが集う北野・天王寺と2番手が集う大手前・茨木・三国丘と3番手が集う豊中・高津・生野・四条畷・岸和田とは学校の雰囲気が全く違います。北野・天王寺へ複数合格者がいるトップの生徒はそれなりのプライドがあるので東大・京大の
理系(理・医)を入学時点て目指している生徒は多いです。ところが実際に入学してみると、成績中位に愕然とするケースもあります。そして、徐々に志望校が下がり、神戸大くらいに落ちつきます。成績上位陣は、現役時には私学を受験せず国公立一本という生徒が一番多いです。その中でさすがと思われるのは、東大・京大理系と関西圏国公立大医学部医学科現役合格組です。入学時点でこのような生徒たちと席を並べることができる北野は凄い学校であり、今後のお子様の人生に大きな影響を与えるのは間違いないと思います。ただ一つ言えるのはギリギリ合格することは絶対に避けて欲しいです。せめて250番以内くらいで入学してください。
学区撤廃により大きく変わったことは、最優秀層(東大・京大・国公医医)の厚みです。学区撤廃前は文理10校にそれぞれ約20〜30人ずつに分かれていたのですが、塾や
模試のランク付けにより優秀層が分散しました。今は、北野約3倍(90人)天王寺約2倍(60人)大手前、茨木、三国丘(各25人)四条畷、高津(各20人)豊中、生野(各15人)岸和田(10人)くらいでしょうか。今後さらに最優秀者層の集中化は進展していくものと思われます。
同じレベルの生徒を一極集中させるほうがお互いに競い合いレベルアップするとよく言われています。優秀な生徒であれば、より多くの優秀な生徒がいる北野や天王寺へ進学するほうがより高い学習効果が得られることになります。