内緒さん@一般人[2019/10/24]
https://www.huffingtonpost.jp/taro-kono/choshi-budget-screening_b_8074286.html河野太郎
自民党衆院議員、元法務副大臣
危機的な銚子市の事業仕分け
最後の事業は高等学校管理運営事業で、市立銚子高校をどうするべきなのかという議論でした。たしかに歴史のある市立高校かもしれませんが、現在の銚子市に、市立高校を運営していくだけの理由と財政能力があるのかどうか。
また、市立銚子の高校生のうち、市内から通学するのは四割ですが、市外から来る高校生に何も追加負担を求めなくてもよいのかどうか議論になりました。一般会計から七千万円ぐらいの持ち出しになっていますが、それを銚子市民が税金という形で負担するのがよいのか、そこは市外からの通学者に受益者負担という形で求めるのか。
また、市立銚子高校の施設の管理運営はPFI事業として公募プロポーザル方式で入札されたが、やはりコストが極めて高くなっていることが問題視されました。
また、将来的に、高校の生徒数が減少していくことが予想される中で、長期的に施設管理コストがPFI事業として固定されているため、銚子市の負担額が大きくなることも問題として取り上げられました。
なぜ市立高校が必要なのかという問いに対して、行政からは、かつて創立の時の考え方はこうだったという返答がありましたが、これから銚子市が、この財政状況の中ででも市立高校を維持していくのはなぜなのか、考えられているとは思えませんでした。
銚子市民の皆さんが、市立高校に対しては、答えを自ら出さなければならないと思います。
財政が破綻すれば、現状よりも、行政が提供できるものははるかに少なくなります。行政サービスは極めて限定されます。
銚子市の行政にその危機感があるかといえば、ないといわざるを得ない一日でした。