〉集団討論というより、集団
面接という感じでしょうか
→これはむしろ「集団
面接」にならないよう受験生側も心がけないといけません。
〉生徒側としては、先生の出した問いに対して論理的に答えることを意識すればいいのでしょうか
→論理は一つの手段にすぎないと考えた方がよいでしょう。日比谷の「集団討論」のテーマは抽象的なことが多く、論理でビシッと結論付けられることは原則無いと考えておいた方がよいです。
他を圧倒するような論理で結論を自分の方に持ってくるディベートでは無く、自分には無い視点や考え方を他の受験生仲間から学びつつ、知恵をしぼってよりレベルの高い意見やアイディアを出し、それを時間の許す限り繰り返すディスカッション寄りだと私は思います。
なので論理思考(ロジカルシンキング)だけでなく、水平思考(ラテラルシンキング)も身に付けておくとアドバンテージになると思います。
いったん切ります。
〉評価項目の中にリーダーシップがありますが、そのやり方だと、評価しずらいのではないかと思っています
→「リーダーシップ」とは具体的に何なのか普遍的な定義は難しいのですが、評価項目には「リーダーシップ・協調性」と併記されていること、
面接委員主導型であること、テーマが抽象的であることから総合的に考えれば、ここでいう「リーダーシップ」とはよい意見を落とすことで討論が深まったり、滞った討論の流れに風穴を開けることだろうと思います。
意見だけでなく、司会役を通じて他の受験生に質問をするのもいいと思います。この質問も相手の意見にケチをつけるためでなく、あくまでよいアイディアを出すためのヒントを収集する姿勢でのぞむべきでしょう。
自分一人ではいまいちピンとこないテーマであっても、他の受験生の話を聞く内に面白くなってくることがよくあります。同じグループになった受験生と敵対するのではなく、一緒に受かろうという意気込みで協力して取り組む方が、結果としてリーダーシップや協調性、コミュニケーション能力を自然にアピールしやすいと思います。