確かに高校受験においても、合格確実圏にいた受験生が本番にまさかの事態になる例はあります。
これは確率の話であって、別に不思議なことではありません。質問者さんだって、テストで毎回同じ順位が取れているわけではないでしょう? 例えば、前回の
模試では道内300位で、今回は180位だった、なんてことはあるわけです。ケアレスミスが重なって1000位まで落ちることだってあるかもしれません。ずっと1位だった子が50位に甘んずることだって可能性としてはあるでしょう。
模試の判定というのは、現時点での成績から本番で合格点を取れる確率を過去のデータから弾き出しているにすぎません。結果を保障しているものではないのです。
有名な話ですが、入試というのはもう一度やり直すと合格者の1/3〜1/2が入れ替わると言われています。合格圏の合格率は50-60%になっているのも納得の数字です。合格確実圏は合格定員の上位20-30%ぐらいの計算になり、合格率は80-90%です。
ただ、落ちる要因は単なる油断や慢心、ケアレスミスというだけでなく、当日の体調不良もありますし、あるいは入試直前にご家族を亡くされ精神的に追い詰められるという痛ましいことも中にはあります。
また、
模試でカンニングをしていたため、
模試の成績と実力に乖離があるケースもまれにあります。
自分一人のことであれば、体調を万全にし、全力で取り組めば期待通りの結果が望めるでしょう。客観的には80%であっても、主観ではほぼ100%ということもあります。自分のことなら、自分の意思でなんとでもなりますから。
しかし、500人1000人2000人という規模で考えたとき、例外や奇跡や災厄というのは毎年必ず起こるのです。
なので、塾の先生の言うことも本当ですし、ご両親のいう順当な結果になるというのも本当です。この二つは矛盾しません。
分かりにくい文章で申し訳ないですが、以上です。