仕方のないことですが、将来のビジョンを高1の早い時期に立てる、ということはなかなか大変ですよね。私も4年前になってしまいますが、この時期あなたと同じように悩んでおりました。
私は文系に進み、現在は経済学にて統計学、数理経済学の分野に力を入れております。経済学と耳にして文系だと思われたらそれは大間違いでございます。現に最低でも高校卒業程度の
数学を入門の経済学では必要としますし、他の文系でも教養として身につけておくだけでも違います。私の経験則から言わせていただきますと、苦しかろうが
数学は量をこなして、もっと高校のうちにみっちりやっておくべきでした。結果論にはなってしまいますが、理系にしていたほうがよかったかもしれない。
ちなみに私の学部は多少の課題もありますが、たいていは試験で成績が決まりますので、正直なところ普段は緩い雰囲気であります。(他学部、たとえば文学部はレポートや出席点重視が多いとよく耳にします。)しかし、将来の理想像を手に入れようと試行錯誤する一部の経済学徒は、時間の使い方が大変有意義なものであります。メリハリがついているのです。ここが意外と大きく差が出るところで、早寝早起きレベルの問題ではございません。
やりたいことがない、というのはどのようなことでしょうか。日常生活は非常に多くの事象が混在して成り立っております。最近の気になるニュースであるとか、北高での講義や部活に明け暮れる日々において、疑問点や改善点であるとか、知的好奇心に駆られることはございませんでしょうか。
適当に考えて、適当に進路を決めることほど、自分の可能性を大いに縮める行為はしてはならないと私は考えております。自分のことなのだからちゃんと自分で真剣に悩む。結論が煮詰まらなくても、方向性さえ決まればそれでよいではないですか。それだけは不甲斐ない私でもできることですし、真剣に考えようとしている貴方にもできるでしょう。
まず身の回りの事象に目をつけるのです。そしてそのことに対して個人的な見解を持つ。大学の講義に興味あるならば覗いてみましょう。そして少し引っかかるような単語があるならば、軽くでいいからサーチをかけてみるといいですよ。
時間の許される限り、悩みに悩みましょう。理系のほうが大変だ、とはよく言われますが、文系でも苦労を強いられることももちろんあります。たとえ今方向性が定まらなかったとしても、まともに考えれば夏休み明け、遅くとも冬までにはある程度定まるでしょう。それと文理は途中からでも希望を変えることはできるはずですよ。
長文失礼いたしました。健闘を祈ります。