教えてあげる君を呼び込むとても良い質問ですね。ネット住民が食いつきやすいネタです。おれも教えてあげる君なので、つい教えてあげたくなる。
1「クラス」について
「ホームルーム」と「授業集団」を分けて考える必要があります。高校では小学校と違い、例えば「文系と理系」「進学と就職」というように、選択科目に分かれて授業をします。「1年3組」という「ホームルーム」のまま、3年間同じメンバーだけで授業を受け続けることは、どこの高校でもあまりありません。
屋代の場合、選抜生4クラスと一貫生2クラスは、入学時は別のホームルームとなります。それぞれ、高校2年生に上がるときにクラス替えをしますが、一貫生の2クラス内でメンバーチェンジをして、選抜生4クラスの中でメンバーチェンジをします。選抜生と一貫生は、ホームルームは混ざりません。
1年生のうちはホームルーム単位での授業がほとんどですが、2年生からは文系・理系に分かれ、クラスを越えた授業集団を作って授業が行われます。3年生はすべての授業が混合となり、クラスの枠を越えた授業となりますので、ホームルームのクラスメイトとは朝の会で会うだけです。
ちなみに、諏訪清陵は1年生からこれね。一貫生と選抜生は「ホームルーム」は一緒になるけれど、授業は1年生から別々ですよ。
2「カリキュラム」について
一貫生は屋代高校の「普通科」に進学します。同じ普通科であるいじょう、同じカリキュラムです。あなたのいうような「二つのカリキュラムは併存」してはいません。
従って、使用教科書とかテスト範囲とかもすべて共通です。そうでないと、2年生から混合の授業になったときに困るでしょう。
3 「中高一貫教育」について
狭義では、あなたのおっしゃるとおり。全校生徒が6年間の一貫の生徒だけの学校が、厳密な意味での「中高一貫校」ですよね。
文部科学省では「中高一貫」に3つのパターンを示しています。近所同士の中学と高校が連携して時々交流する程度でも「連携型中高一貫校」と呼んでいいことになっています。
屋代みたいなのは「併設型中高一貫校」といいます。「中高一貫校」と呼んでまちがいではないです。
上の方へ。
清陵一年生はホームルームは混合、講座も成績別にアドバンスとスタンダード(清陵中出身者でも成績悪ければスタンダードだし高校から入学しても成績良ければアドバンス)
回答、ありがとうございました。県外から来た者で長野県の事情に疎いため質問しました。
厳密な中高一貫校は中等教育学校だけであり、中等教育学校には中学も高校も無いと思います。しいて言えば、1年から3年までが中学に相当し、4年から6年までが高校に相当します。
中等教育学校の強みは、5年時終了時に高校課程の学習を終え、6年時は大学入試対策に特化した授業となるよう6年間のカリキュラムが設計されていることです。松本秀峰がそうです。それでは、屋代や清陵の中学入学組がどのようなカリキュラムで運営されているのかという興味で質問させていただきました。
秀峰のような完全中高一貫教育は、中位から上位の子には大変有効ですが、自律的学習姿勢が出来ていない子には厳しいカリキュラムのようです。
「6年を5年で」という謳い文句はよく聞くけれど、5教科で言えば
数学と理科だけに言えることですよね。
英語、
国語、社会はそもそも学習内容が学年に分かれていないです。(この小説は高校2年生に読ませよう、と思って小説家が書いたわけではないし、それを高1の授業で扱ったからと言って「先取り学習」とは言えないだろう、ということです。)
6年一貫校では、この3科目は最後の一年で授業内容を変えるようなことはせず、同じペースの授業が続いています。生徒のペースを乱さないという意味もあるようです。
理科と
数学は、6年一貫校は有利。現状、屋代高校をはじめとするほとんどの高校では、理系の
数学と物理の教科書を学び終わるのが3年の12月くらい。それから受験勉強になるので、おいついていない。
逆にいうと、文系は6年一貫校に進むメリットはあまりないし、理科と
数学がもともと得意ならあまりデメリットはない。屋代高校でも十分に対応できます。
4月から小学5年生になる孫をもつ者です。中学入試に関心があります。屋代高校の中学の
偏差値56、諏訪清陵高校の
偏差値55、松本秀峰の
偏差値53、入試倍率では前二者と、秀峰ではだいぶ差があります(秀峰は今年度まで低倍率)。特に秀峰の合格者のかなりが信州大学付属松本中学に流れていたようです(今年度から、風が変ったようです)。
つまり、松本秀峰の入学者は普通の子か、やや優秀という生徒であったようです。
ところが、低倍率で入り易かった松本秀峰の1期生の進路実績は、東大を含めて国公立34名(卒業生の42%)、早稲田9名、慶応4名など結果を残しています。2期生の難関大学合格力は(ダイヤモンド社)、秀峰23ポイントで
長野高校(33ポイント)についで2位、屋代は7ポイントで9位、清陵は8ポイントで8位です。秀峰の善戦健闘がわかります。
無論、秀峰の下位の生徒は苦戦しているようですが、それはどこの学校でも同じです。入学時の能力から考えて、秀峰の6年間一貫校育は大変魅力的です。
私立はカリキュラムが自由に決められるから有利になりますね。屋代等は公立なので自由度が低いのでまあこんなものでしょう。
2期生の合格力とありますが前年の実績考えたらこうなりますね。なにしろ去年は東大0ですし。
今後どうなるかはわかりませんがお金お持ちなら是非秀峰で花を開かせてあげてはどうでしょうか?
数学は文系は(選抜一貫含め普通科)高2の前期で終わり、理系は数3も2年末までには終了です。
その後は演習中心です。そして一貫生、理数科生、選抜生の上位で一クラス難関コース(旧帝レベルを目指す)ができるそうです。
数学はたぶん心配なさそうですが物理などは2年生から始まるのでどうしても終了が3年の11月ごろだそうです。なので理系で旧帝レベル目指す場合は間に合わないでしょうね。自力で塾を利用するなりどうにかするしかないようです。
数学3が2月末までに終了とかウソだろ。
高校3年までは絶対にかかる。
たとい屋代附属からの一貫生であってもだ。
もちろん理科は苦しいが、理系
数学もどこの高校も追いついていないのが現状だぞ。
高2保護者ですけど・・学年懇談会で上の人のような話は聞いてますよ。さらっと一通り広く2年の終わりには終わらせるって。全員が理解できているとは思えませんが上位層には良いでしょうね。。。
ウチの息子、理数科で2年のうちに数3おわりました。別に難しくないと言ってます。