やはり共学志向の受験生が多いということだと思います。
３０年前、４０年前は県内では、トップクラスの中学生は男子校、女子高に行くのが当たり前でした。
ところが、私学が徐々に変わっていきました。栄東、大宮開成が共学化し中学も併設、埼玉第一も先行して中学を併設し名前を開智に変更し、一気に進学実績を上げました。また、共栄も甲子園に行き、名をあげ、進学校化に踏み切りました。
県南地区にこれだけ共学の進学校が増えれば、わざわざ川越の僻地にある男子校には行かないでしょう。
また、中学を併設したのも足かせになったのではないでしょうか。中学受験ブームで県内も設立ラッシュ、やがて少子化も一層すすみ、リーマンショックなど不況もあり、
城西は中学入試で受験生を集めにくくなりました。
そのため、高校入試で受験生を呼び込むため、同じ
偏差値帯の県南の共学校との競合を回避するべく、確約基準をランクダウンせざるを得なかったものと思われます。
では、ライバル校だった城北埼玉はどうでしょうか。やはり｢城北｣ブランドは強く、以前の勢いは感じられないものの、一定のレベルは維持していました。しかし、ここにきて併願のみの強気の入試制度も、いよいよ単願入試を始めました。
一方、もう一つの男子校、川越東は、創立後、右肩上がりの実績と難易度です。中学は系列の星野に任せ、一貫して高校のみの募集が、中学受験をよしとしなかった浦高、川高の受験生に受けたのかもしれません。また、文武両道の校風を県立四天王と呼ばれた男子校によせたのも成功しました。
今の受験生には
城西川越は男子校、ロケーションでなかなか受けが悪い状況です。といって、共学化しても時すでに遅しで、先に共学化した星野や山村、細田あたりとバッティングするでしょう。やはり、学校経営面から今の状況がベターなのではないでしょうか。
私の子は
城西川越にかよっています。中学の成績を考えれば、昔なら入学できなかったはずです。それでも部活動や学習面で充実した高校生活を送っているようです。いろいろ書きましたが、本当にいい学校です。先生方も優秀で、生徒との距離も近いです。生徒も育ちのいい子が多く、穏やかで和気あいあいとしたいい雰囲気です。今の城西川越も決して悪くないので、どうか温かく見守ってください。
他の高校も含め、昔より
偏差値下がろうが 通っている子供たちが納得して入学して勉学に励んでいればかまわない。
人気がある高校、
偏差値が高い高校に通えたとしても、そこが本人にとって良い選択だったかどうかは本人にしかわからない。
いちいち受験マニアは、
偏差値だ、進学実績がどうとか そんなので騒がないでほしい。
よくある他校私立のようにスポーツクラスなど作り、
低い
偏差値の生徒を集めることをせずに、伝統校で落ちついた環境の中、少人数できめ細かい指導の
城西川越。東大も合格者がでています。併設私立中学の人気は地域ナンバー1です。優秀な先生方の熱心な指導は生徒も保護者もわかります。今後遠くても行きたい人気高校になると思います。
穏やかな生徒、真面目な生徒が多い。先生も優秀な卒業生が母校に戻り若返り、行き届いた指導で進学実績が上がり魅力も増してきているのでレベルも上がると思います。男子校というブランドもあります。
男子と女子の成長過程の差がある時期に、女子との比較も差も感じることなく、男子の特性を理解し生かし、落ちついた環境で勉学に励み切磋琢磨できる環境は魅力です。
