主に習熟度別クラスと朝学習や放課後学習、夏冬休みの補習、勉強合宿などで対応しています。
私立の中堅高校以上の高校は大概大手予備校や受験産業(ベネッセ等)と提携してますので、その手法を先ほどの対応に反映しています。
朋優学院は主に進研ゼミですね。スタディサポートや進研
模試などを授業の一環として受けてます。もちろんそのデータを活かした個別指導があります。
塾に行かなくてもいい本当の理由は、学校の受験体制を受験産業が影からサポートしてるからなんですね。朋優学院は学校側が言いたがりませんけど、配布される受験資料のほとんどがベネッセ系列のものでバレバレです。
だから受験産業側はその高校について大概の事は把握してるのです。その高校にあったノウハウやデータを提供しアドバイスをします。
ところが公立はこうは行きません。
公立高校は建前上、高等教育を施す場であって大学受験のための学校ではないからです。
ですので特定の受験産業や予備校と全面提携するわけにはなかなかいきません。同じ
授業料を取る公立高校間で明らかな格差をつけるわけにいかないからです。(今その辺を改革しようとする動きはありますが)
個別の高校では、ある程度の受験ノウハウの蓄積があったり塾の講師の課外授業などが多少はあるにせよ、あとは生徒自身がなんとかするしかない。勢い公立の生徒は塾や予備校に頼らざるを得ない、と云う傾向にあるのです。
長引く不景気と少子化は、以前より中堅私立高校の長期経営に暗い影を落としてます。公立高校に比べ高い
授業料を払ってもらう理由が薄くなってきたのです。
そこを打破する考え方が、受験産業と手を組んで中堅進学校化して公立より高い
授業料に正当性を与えるということでした。
これは受験産業側にも渡りに船で、不況と少子化は彼らの競争を激化させていたからです。
「塾や予備校に行かないで現役合格」とのキャッチフレーズは、実は何のことはない私立校と受験産業のタッグの結果なのです。
これはこれで悪いこととは思いませんけどね。