とある学年の国公立で塾に通ってる人は一人しかいません。そしてその子は優秀とは言い難いです
正直国公立特進のTOP層は塾に通ってる暇なぞありません。
それこそ開門(AM7:00)から閉門(PM7:30)まで学校で勉強してますから。
基本勉強って個々人でやるものです。それを補完するために塾とか予備校があるのです。それを学校側が補完してくれるなら塾や予備校等必要がない事は理解していただけますでしょう。
学校側が補完してくれるメリットは、その生徒のすべてを知ってるということです。塾や予備校では
模試やたまのテストでしか生徒を把握できませんが、学校はそれこそ今朝の小テストまで把握してます。
それに朋優クラスの高校ともなるとしっかり受験産業や予備校とも業務提携してますので、それこそ全国レベルの動向もリアルタイムで把握してます。
受験産業や予備校と一体化して優秀な生徒の指導をする。私立
進学校はこういう所がメリットなのですよ。
優秀な生徒はどうせ塾や予備校に行ってるに違いないとの思い込みは、こと私立に関しては相当古い考えなのです。
お互いの長所を活かして提携し生徒を指導する方がお互いにとってメリットがあるからです。進学実績は学校が取り、データとお金は受験産業が取る。そして生徒は希望の大学に受かる。正に少子化時代におけるウィンウィンの関係ですね。
ところが公立ではこうは行かない。公立高校は、表向き高等教育を施す教育機関であって大学受験のための進学予備校ではないからです。
なので受験産業と業務提携する訳にはいかないし、その原資がない。
授業料が安価で一律だからです。そしてこれは公平の原則があるからですね。つまり
進学校として有名な高校でも勝手に受験産業と提携したり
授業料を上げたりは出来ない。もちろん進研テストぐらいはやるしデータの提供も受ける。その分ぐらいの予算はある。だがしかしそこから先のコンサルタント業務に関しては手が出せない、予算がないのと公平の原則に反するから。
なので公立校の生徒ほど予備校や塾に通うこととなります。そうでもしないと私立の子に伍していけない。
最近良く言われるのが、中堅私立
進学校と公立+塾だとトータルコスト比でほぼイーブン。指導の質を考えれば私立に軍配が上がるということ。
よく私立高校が喧伝する話ですが、裏にはこういう仕組みがあったのです。
だから私立は現役合格に拘るのです。こう言うと、進学実績のために生徒の希望も何も顧みず割り振ってるんだろうと思われがちですが、実は違います。
もしお手元にどっかの塾の高校受験資料集があるなら、高校別大学合格者詳細現浪別一覧見たいな表を見てみてください。
現役と浪人生のあまりの違いにびっくりしますよ。
世間では、浪人生の上位20%以下が現役第一希望の大学に合格し、中位50%がすべり止めの大学にしか受からなかったり、下位30%はそれ以下しか合格しないと言われてますが、正にその通りのデータが出ています。
学校側はそれをわかってるからこそ現役で行けるとこ行ったほうが良いというのです。
浪人生の80%以上が現役の時より学力を伸ばせない=5人に4人は浪人する意味あるのか?という話になリますよね。お金と時間の無駄だから入れるとこで一番良いとこ入っとけという結論になります。
最後は話がとっちらかっちゃいましたが、朋優のことだけじゃなくもうちょっと受験業界全般を俯瞰してみれば色々自ずとわかると思いますよ。
時代は急激に変化してます。