上記、保護者先生の手短ではあるが、確実な助言は非の打ちどころがなく素晴らしいが読んで面白可笑しく微笑ましく感じたことがあったので一言申し述べたい。引用、失敬。
ちなみに、2022年の一定枠の合格最低点は450点満点中380点だったようです。
例年380点前後のようですが、入試の難易度について波があるため何点以上というのは言いにくいと思います。
実は、小生が甲南高校に合格した1976年も鶴甲の最低点数は380点前後であった。半世紀近くが過ぎても、歴史は繰り返しているのだと思わず笑ってしまったが、それなら還暦を過ぎた自分でも少しはアドバイスできるのではと文字を打たせていただいた。さらなる引用、失礼。
鶴丸高校を選ぶ理由はどうしても医者になりたいのと、私立は経済的に無理そうだからです。
苦学して、鹿大医学部を現役入学卒業し、現在
しがない街医者を務めている自分も極貧育ちだった。俺の目から見るに貴殿の意志はかなり強そうだし、鶴丸も甲南も十分に間に合うと思う。三年後、君が鹿大医学部を受験する雄姿を想定して話しておきたいことがある。国立医学部医学科に合格する連中は、全員が勉学のプロだ、もしくは強靭なプロ意識をいだいて何年もがり勉を続けている奴と決めつけて間違いない。小生も、高校時代は日々六時間以上休日は八時間以上勉学を続け、その習慣は大学でも変わらなかった。目標は、定期考査全科目必ず九割以上獲得、校内
模試対外
模試八割以上目標とすることで、この点数に到達すべく教材をマスターしようと思うなら、このくらいの時間をかけないと俺のような凡俗では達成不能だった。
今の貴殿のお立場で考えるならば、
模試で落とした127点の弱点分野を、正解解説書を読みながら徹底的に洗い出し、苦手な項目を中心に基礎応用訓練を理解記憶するまで復習されることだろう。将来、君が医学部に合格して塾や予備校、あるいは
家庭教師で中高生を教える時にスラスラと空で解説できるほどに脳裏に叩き込む、そのためには何度も口ずさみ雑記帳がまっ黒になるほどに解法を書きなぐるという習慣を今から身に着けることであろう。男女交際などもってのほか、勉学が自分の親友か恋人と思えるほどに赤ペンで教科書や参考書、問題集や受験全集にアンダーラインや書き込みを続けることが、これから半世紀以上の君の天性になると信じてもらって間違いない。
経済的に恵まれたご家庭の御曹司が六年一貫の受験中高で中学よりプロ意識をもって学び、かたや極秘の私塾や優秀な
家庭教師を武器にすれば戦いは圧倒的に有利であろう。しかるに、君がそれを跳ね返すほどの勇気と意志の強さをいだいて孤独に勉学の戦いを続けるならば必ず成果が得られる。そのような真面目で悲壮感を漂わせている学生には教師たちが心の底から応援してくれるからである。鶴甲には、戦前よりかくなる郷中教育の伝統がある。そのラインに乗るためには、まずはこれからの3−4か月で、集中的に弱点を克服し、高校入学試験全科目九割以上すなわち400点以上を目指して命がけで努力することではないだろうか。この目標の到達で自信をつければ、三年後の国立医学部合格はもはや夢ではない。成功を祈る!
ちなみに統一
模試は判定基準に「鶴丸高校」と「鶴丸高校(一定枠)」があると思いますので、一定枠で受けると良いかと思います
鶴丸高校在学生のほとんど(すばる勢や英進館勢)は統一
模試など受けてません。統一
模試では余裕でA判定取れてないと厳しいでしょう。実際、統一
模試1位の人は鹿大附属中で50番くらいでしたね。ちなみに鹿大附属中からは毎年70〜80人くらい受かります。