一高と二高の進学実績が入れ替わったのは、県教委が行った南北学区制のためですが、正直申し上げて、学区の線引した当初から人口及び成績の優秀な中学がやや北学区に多かったため、学区制初年度からニ高が一高を凌駕し始めました。
南北学区制の初年度卒業生の現役の合格数ですが、ニ高は
東大4、東北大60数名、一高は東大1、東北大46と言った具合です。
かつて宮城県内の中学生は業者
模試を全学校一斉に受験しておりました。私が中3の時、その
模試の仙台地区男子の中学生数を数えたことがありますが、最上位50名の内訳は北学区33、南学区17、つまり2対1の割合でした。つまり、成績上位者がやや北不学区に偏っていたので、3年後の大学進学実績でニ高が上位に来たのです。
また、ニ高は成績優秀者数の増加に学校としても応えるべく、学習面に力を入れ、生徒を鍛えました。
数学の進度がニ高と一高でかなり違ったことを記憶しています。その結果、二高は学区制施行前の一高以上に、特に現役合格者数を増やし、私の年(学区制3年目)には、
東大6〜7、東北大70(一高 東大1、東北大40)と更に差を広げ、翌年に現浪合わせた東北大合計で一高を凌ぐようになりました。
私の知っている事実がここまでですので、それ以降、特に全県1学区直前のニ高が大量リード(逆に一高が低迷)した本当の理由はよくわかりません。
ただ、全県1学区、男女共学になり、一高ブランドが復活し、かなり優秀な生徒も一高に入学していると聞きます。相対的にはニ高リードの状況には変わりありませんが、やや差は縮まっているようです。
間違いなく言えることは、成績下位層の底上げは進んでいますので、既に今春の現役合格者数に反映されているように、国公立の合格者数の増加、学院大を始めとする地方中堅大の合格者数の減少はより顕著になると思います。
↑いやいや東京というか、会社仲間や大学時代の友人相手に地元の高校のヒエラルキーの話題は出さないよ。高校の友人相手にすらあまり話題に出さない。他に話したいこともたくさんあるしね。
一高が全国的に無名なのは仕方ないよ。高校入試なんて基本地元で完結することだし。自分も相手の地元の事情を知らなかったりするし、おあいこでしょ。
下らないことかもしれないが、それでも母校のことはたまに気になったり語り合いたい時もあるので、こうして匿名掲示板に遊びに来ているわけよ。
高校のヒエラルキーにこだわる、というのはなんというか地元の年配の方って中卒高卒けっこういらっしゃるので、大学の序列にはそんなに詳しくない人が多いんだ。でも高校の序列については年配の方でも知っている人が多い。で地元じゃ最終学歴でなく高校どこか、て話になったりする。昔と今では地位がひっくり返っている高校もあるけどね。(どことは言わんよ?)そういうどこ高校卒から近所の神社とか土地や名勝の由来に話が拡がることも多いよ。