調査書点140点後半でも当日点取れば合格できますから心配無用です。
模試成績表のことを自分なりに読み取ろうとして感心します。自分のことに無頓着な人が結構多いので。
模試の合格ラインの曲線は、散布図で表示された「複数の実測値データ」の、なるべく近くを通るように引いた近似曲線であって、相関図曲線ではありません。
赤線の中に入るにはそもそも無理ゲーな図である理由は貴方の解釈のとおりで、そういう人が少ないからです。
ということはデータがないのですから近似曲線を描くことができません。
具体的な調査書点/本番点/素点合計で合格順位を以下示していますが、実際は調査書点が低い人も高い人も均等にいるわけではなく、多くの場合は当日点が高い人は評定も高いわけです。貴方のような評定は低いけど学力が高いというのは統計的には外れ値となり、レアキャラなわけです。
調査書点:学力検査点(3:7)の相関図方式で共通選抜の場合です。
上から順に合格します。
180 420 600をボーダーラインと仮定するならば、
それより上の行の点数が合格に必要な点数と読み取れる。
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157 430 587
162 427 589
149 436 585
154 432 586
168 424 592
141 444 585
186 419 605
160 428 588
173 422 595
150 435 585
180 420 600
176 421 597
140 445 585
185 419 604
170 423 593
155 431 586
151 434 585
158 429 587
184 419 603
179 420 599
165 425 590
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※以下は読まなくていいです。
模試の図は相関図ではないことの補足説明
模試業者が追跡調査したデータとして入手しているのは
模試受験生の学力
偏差値(縦軸)、調査書点(横軸)、合格(プロットした点)です。これらを以って近似曲線を描かせています。
一方、相関図曲線のようなものを描くなら、
模試業者は
模試受験生から本番開示点を情報提供してもらう必要がありますが、現実的ではありません。なぜなら点数開示は受験生みなさんがやってくれているとは限らないのと、そもそも高校毎に採点の厳しさが異なるので、各高校内で比較するために採点した点数を高校間で比較してしまったら逆転現象も起こってしまいます。例えば、ナンバースクールでは高得点続出しますから厳しく採点しないと差がつきません。社会で漢字の名称を平仮名で解答してもマルにする高校と、原点する高校に分かれるでしょう。記述問題でも些細なミスもどんどん減点する厳しい採点と、何か書いてあればとりあえず部分点くれる甘い採点とで分かれるでしょう。高校毎の合格者平均点を比較すると大して変わらない現象が起こるかもしれません。これは妄想ですが、一高で430点、かたや南高で430点の人がいても、採点基準はおそらく異なるでしょう。結局全員が同じ試験同じ採点基準である
模試の学力
偏差値で並べるほうがシンプルに判断しやすいのです。
正確な表現ではないかもしれませんが、相関図とは合否判定をするための順位付けするための計算式である、と解釈したほうが良くて、受験生側は
模試の学力
偏差値で判断するのが最も正確であり、それを直感的に理解できるものが
模試成績表の図であるということです。
相関図方式という言葉が図で判定しているものととらえられがちですが、
模試の図とは似て非なるものです。
相関図方式とは楕円の方程式を描かせているので、厳密には図で表現できるのですが、あくまで本番の入試で順位付けをするために使う計算式という解釈のほうが紛らわしくないと思います。
とてもわかりやすく丁寧なご回答をありがとうございます!よくわからなかったことを具体的に数値化&言語化してくださって、何点取れば合格の可能性を上げられるかの参考になりました。なんだか気持ちがスッキリしました。厳しい闘い(自分との)になることは変わりませんが、強い気持ちをもって一高に出願します。がんばります。本当にありがとうございます。