25年も昔の卒業生です。
私の頃も浪人が多く、同期の7割位が浪人したように思います。
学業成績が優れていることよりも部活動や行事等の自主的な活動で頑張っているほうが偉い!という雰囲気だったのですよ。
高校生活を謳歌することが一番大事だったのです。
教師側も「自学自習」「自由放任」という態度でしたし、勉学についてあれこれうるさく言われることは生徒側も望んでいませんでした。
進路指導も無いに等しく、どんなに成績が悪くとも東北大学ぐらいを受験すると言えば何も言われなかったものです。
それでみんな難関と呼ばれる大学を受けるから多くが浪人してしまうのです。
そういう結果になることは皆折り込み済みで3年間を過ごしていたように思います。
勉強以外の活動が楽しくてしようがなかったし、受験に関係ない本を読んでは議論するようなこともあって別の意味での勉強をしていたものです。(当然悩ましいこと、苦しいこともあります)
もちろん勉強重視で過ごしていた者もいましたし、上手に両立していた者もいました。
私の卒業時は東北大学について言えば現役合格者は40人位、現浪合わせて100人位だったと思います。
あんなに浮かれた学校生活を送りながら現役40人は上等なんではないかと思ったものです。
私も1年浪人しましたが、3年間を謳歌したぶんこのくらいはしようがないなと思っていました。
(当時は今と違って全国的に浪人は当たり前で、難関大学の入学者の半分は浪人が占めていたこともあります)
確かにもっと丁寧な学習指導をしてもらえばもっと大学進学状況は良くなったと思います。
授業のレベルは東北大学レベルを目標としていたようでしたし、それについて行こうと思えばそれだけでも結構な量の勉強をするようにできていました。
だからそれを手がかりに自学自習をうまくやって行けば皆成績は良くなったのではないかと思います。
今は高校入試に
偏差値があるようなのですが(私の頃はなかった)、いわゆる進学校レベルなら大学受験にまで影響するとは思えません。
高校に入ってからの勉強次第だと思います。高校入試の出題と大学入試の出題はレベルが違いますよね。
ライバル校や他県の高校に負けているとかいろいろ気になるでしょうが、進学は生徒個人の問題であって、他校との競争のコマになるようなことがあってはいけないと思います。
これは他校についても言えることです。