2019年立川高校に合格しました。1日10時間以上の勉強とゴールが高校ではなく、東大に受かることが第一目標でがんばりました。まずは、スタートラインに立てたことがうれしいです。あなたより先に入学しますが、是非、思いっきり勉強して入学できるといいですね。健闘を祈ります。早め早めの受験モードに切り替えられるかがカギです。この一瞬のために、モチベーションを高く持ち続けましょう。
今年(2019年)息子が合格しました。
記述問題をすべて5割(例10点配点で5点)とみなして約770/1000点と計算しております。
素内申40、換算内申55でした。
7月まで部活動をしていたので、受験勉強のために塾へ入ったのは7月下旬です。
公立中で、中2末の内申は5教科オール4、4教科オール3、換算で44。
立高を受けるのはほぼ無理なレベルでした。
内申が上げられなければ志望校を下げざるを得ないという不安なスタート。
ただ、中3までの内容を中2の春休み中に終了していたので、塾でも自校作向けの学習についていくことができました。
立高の受験勉強は、夏休みまでに中3全範囲の学習が済んでいることを前提に進められます(塾では)。
今(5月上旬)、学校の授業でしか勉強したことがないならば、これからが大変ですが、覚悟があれば焦らずに、「圧縮」して対処することもできます。
例えば、
今〜1学期末テスト…学校の授業内容を100%理解・記憶できるように。
期末テスト後〜夏休み…中学3年間の予復習。(学校課題・共通
過去問を利用した弱点克服。自学での予習)
2学期〜期末テスト…定期・小テスト・
模試・自校作
過去問での弱点克服。
期末テスト後〜…自校作
過去問での弱点克服。
内申対策としては、
1.授業に臨む基本姿勢を崩さないこと。
2.課題、作品は誠意をもって作成し、細かい点に気を配ること。
3.予習・復習を欠かさず、弱点克服の努力をすること。
また、担任の先生にお願いして、各教科の到達%を出していただきました。
不器用な息子ですが、「あと0.★%足りないだけだった」ということがわかって励みとなり、改善&評価UPできました。
各教科の先生方に直接、どのような点を改善するとよいか、定期考査後に(前、はちょっとね…)お聞きしてもいいでしょう。
内申対策は、受験情報のサイトに詳しいところがありますので、参考にするとよいと思います。
学力強化については、塾へ行かない場合や塾で用意されていない場合は、次のような本を必ず用意しましょう。
国語…漢字練習帳(漢検3級レベル以下をカバーするもの。)、国文法参考書(どちらも学校使用のもので十分)
英語…頻出順の単語集と熟語集。文法の参考書。
数学…参考書(3年分の公式や定理などを確認するために)
理科・社会…用語集。不得意な人は参考書。不得意分野がはっきりしている人はその分野だけの参考書または教科書。
漢字、国文法、
英単語・熟語は自分でコツコツ覚える。
参考書や用語集はわからない、出来ない、覚えていない時に開いてとにかく線を引く(
英単語は辞書に、熟語は熟語集に)。1回目はマーカー、2回目は赤ペン、3回目は波線、と種類を変えること。
英語と
数学の参考書は、夏休みに全部「読む」といいでしょう。(練習問題は解く時間がないと思いますが)読んでおけば、あとで「あ、あのあたりにこれについて書いてあったような…」と見当がついて復習しやすくなるし、ぼんやりとしか理解できていなかったこともスッキリします。
英国数の問題集は学校のワークレベルが完璧にできてから、自校作向けのものを買うか、
模試や
過去問に挑戦すること。次々に買わず、出来なかった問題を自力で解けるようになるまで何度も解く。
理社は学校のワークブックを利用して弱点をつぶす。
また、読書は必須です。少し難しめの本をいろいろ読むといいのですが、どんな本を読んだらいいのか迷う人は毎日、紙の新聞を読むといいです。分野分けがされていて、分野ごとに文体も微妙に違い、大人が読むことを前提にしているので、文に甘さがありません。また、最新の情報に満ちています。ネットは好みの分野や文体を選んでしまうのでやめましょう。家で買っていない人は、図書館や学校で読めます。9月から半年だけ購読する、というのもいいでしょう。
模擬試験は学校行事とバッティングしないように。また、あくまでも弱点チェックの機会ととらえて受ける方がいいでしょう。
後になるほど全体の学力が上がって、自分の
偏差値が上がりにくくなるので気落ちしないこと。
息子は公立中でしたが、熱心な先生方が冬以降ほとんど毎回
過去問攻めにしてくれたおかげで、グンと実力が上がりました。
2月の始めはギリギリかも、と思って胃が痛くなりましたが、チャレンジでICUを受け、(落ちましたが)その対策を3教科を1か月集中して勉強していたおかげで、ようやく最後の1週間で「これなら受かる、だろう、と思う」ぐらいに感じられるようになりました。
全員にお勧めはできませんが、少し上のレベルの私学を受けてみる、という勉強法もあります。
「合格した人はみんな平日でも5時間ぐらい勉強していたんだろうな…」なんて思われるかもしれませんが、夕食・入浴・休憩を除けば、家では3時間半できればいい方でした。
朝に20〜30分、帰宅後は3時間ぐらい。(行事の朝練などがあれば朝は無し)
ただ、長期も含めて休みの日は学校のある日と変わりなく勉強していたので、外出しなければ9時間ぐらい。夏は1日だけ遊びに行き、冬は3日間帰省。ただ、冬休みは少しだらけてしまい、本ばかり読んでいました。(軽めの探偵小説などばかり…)
大事なのは就寝=睡眠時間です。
息子の消灯時間は10:30でした。宿題がどうしても終わらない、などということがない限り、10:30になると親が強制的に消灯しました。
起床は6:15頃に点灯、6:40頃に部屋から出てくる…。
都立入試前10日間は消灯時間はだんだん早くして、3日前からは9時ぐらいでした。
「もう一度寝る前に〇〇を復習してほしい…」と思うことは何度もありましたが、眠気を抑えて机に向かっても何にもなりません。翌日の体調を思えば少しでも早く寝るように努力することです。寝ると記憶力がよくなるので、無駄な復習も減ります。
上で「3時間勉強すれば十分」とおっしゃっていたのは、決して誇張ではありません。
受験日は真冬なので、体調の管理がとても重要です。日頃から睡眠時間を長く、限られた勉強時間に必要なことを集中して勉強する生活パターンを体に覚えさせましょう。
受験勉強とは自分の弱さと向き合い、克服する努力をすることに尽きます。
また、合格は、勉強と体調管理の2本の柱に支えられています。
このことを忘れずにご自身の高校合格の先にある目標のために頑張ってください。
来春、笑顔で立高の入学式の日を迎えられることを祈っております。