甲南高等学校 - 鹿児島県 公立

図書館か玄関脇の応接セットに「年誌甲南」が置いてあった記憶があります。文化祭など学校行事のあらましが書かれているので、読んでみるとよいと思います。

以下は平成21年の甲南高校新聞から。

九月二十日「紫魂〜未来に歩む我らの足音〜」のテーマのもと、第四十八回文化祭が開催された。

展示の部では、クラス、委員会、部活動がそれぞれに趣向を凝らした展示を行った。モザイクアートや巨大絵本など、どれも興味深いものであった。

舞台の部では、アカデミックなプレゼン、創作ダンスや日本舞踊、さらにはイラストのスライドとピアノの生演奏を組み合わせた独創的なショー「義経記」など、甲南生の豊かな才能を感じさせる素晴らしい発表がなされた。最後の合唱「Best Friend]では、全員が肩を組んで歌い、甲南の誇る「絆」が実感された。

みんなが満足できる新鮮な文化祭に！

「せっかくの文化祭の始まりがいつもの挨拶ではつまらない。」そう考えた生徒会長は、その挨拶から変革を起こした。挨拶の直後に現れたのは、場内数箇所のスクリーンの「オープニングムービー」。過去の行事の映像が思い出をなぞるように映し出され、自分たちが、日々歴史を刻んでいることを実感させてくれた。

舞台発表の幕間の観客を楽しませようと文化局が考え出したのは「幕間ムービー」。展示作品のメイキング映像や案内等を映し出した。観客の生徒からは「紹介された展示を見に行きたくなった」などの声が聞かれた。

今年度、特に注目を集めたのが三年男子の有志十二名によるシンクロナイズドスイミング。十二名の「ウォーターボーイズ」は揃いの水着とゴーグルを身につけ颯爽と登場。水中での激しい動きやプールサイドでのダンス、息の合った隊列移動などで会場を沸かせた。今後の文化祭の新たな可能性を見せてくれたといえるだろう。

今年の文化祭では、参加者それぞれが、新しいことに挑戦した。それを実現するには多くの時間や労力が必要だ。また、壁にぶち当たることも多い。しかし、そこに果敢に挑戦するのが甲南生の良さだ。今回の文化祭でそのことを改めて実感できた。