大宮開成も、大学実績は、埼玉県内の私立高校の中では、上位クラスの下のほうに位置すると思うが、卒業者人数が多いのだから、早慶上理marchレベルの合格者数は、多いのは当然ではないのかな?
例えば、本庄東では、大宮開成と比較では、生徒数が異なるため、当然、実績にも差がでてくるのは仕方の無いこと。
毎年、1名〜3名程度、東大合格者がでることは、確かに凄い事だと思う。それは、否定などしないし、素晴らしいこと。
できれば、毎年、二桁以上だしている東京の有名私立高校を目標に、二桁台までいければ、理想だよね。
しかしながら、大宮開成や本庄東 他、東大生がでることは、凄いことだよ。
浦和高校は現役の私立の合格実績で上位に行かない。雑誌で取り上げる場合、最近は現役合格者数で出す場合が多いからだ。現役で私立文系の学部を受験をすることがメインにならない。 現役では東大一校だけ受験するという生徒もいるし、受験する場合も行くつもりのない学校は受験しない傾向が強い。
したがって現役での早慶、マーチの合格者は上位にいかないのは当然。それでも受ける生徒は行きたいと思い受験をし、だいたい合格するので一般的には凄い数字を出す。 勉強もやる生徒はやるがとにかくクラブ活動と行事に費やす時間も半端ない。行事の数自体が異常に多い。その中での進学実績。浪人も含めた数字を出すと雑誌などに上位に名前が出てくる。
偏差値教育とは無縁で徹底した人間教育。
大宮開成の場合はその真逆。優秀な生徒は現役でそもそも行く気持ちがなくても学校の方針で確か10校から15校くらいは早慶、マーチを受けさせられる。 強制ではないが言われるらしい。 早稲田、慶応、明治、青山、立教、法政、中央、しかも複
数学部を受け、学部数で数えると10校以上受験、ほぼすべて合格した知り合いがいたが、結局、筑波へ行った。 学校に貢献するために行くつもりもない大学や学部を受験すると言い、受験料が大変だとも言っていた。
学校生活も通常の授業が終わった後に5時ごろから8時過ぎまでの授業があり、夏休みなども通常のスケジュールと同じような感じで学校での授業があり、点数が悪いと家に電話がかかってくるとか。
その結果としてのマーチでの日本一の(延べ)合格者数。そこには数字のマジックがある。そのような事情がわからないと、一人の生徒が10校近く合格とかの数字を出してる場合もあるから500名合格だとしても実際に合格している生徒数はその何分の1ということが分からない。その実数はわかなくても全国的に自慢するほど多くはないかもしれない。その落差が他校より激しいからだ。
ただ私立がやることなのでかなりえぐいが一つの学校経営のやり方なのかなとも思う。 もともとなんらかの理由で勉強するきっかけがつかめずに成績が良くなかった生徒にとっては勉強をしてそこその大学へ進学したいと考えた生徒、親にとっては大宮開成は素晴らしい学校と言えるかもしれない。例えば中学時代はとても明治高校とかに行ける成績ではない生徒が
大宮開成高校では志を立て勉強を懸命にして明治大学へ行ける。すごいことだと思う。
ただクラブ活動もできず、行事もあまりないことを残念がっていたのを聞いていたので、結果を出し雑誌にもマーチ合格者数(進学者ではない。)上位校として名前を取り上げられるようになったので、徹底した
偏差値教育から脱するとさらに素晴らしい魅力的な学校になるのではと思う。
浦和高校を意識しているらしいので是非、人間教育の方へも力をいれて欲しいし、それができる高校だと思う。埼玉県民としての願いでもある。
いい悪いは別にして
偏差値40代からいわゆる進学校と言われる学校に激変するための学校経営の一つのモデルなのであろう。