受験生の中での北野、全大学受験生の中での阪大に入れる割合の話をしているんだとは思いますが、比較にする事自体が無理がある。ゴーカートで優勝してるけど、F1でなら何位になれるかな?と聞いているような話ですわ。
大体大学受験にしても、学部により差があるし、ひとくくりで大学名だけでは比較は出来ないよ。
北野やから大学楽勝とかあり得ない。北野に入れるぐらいのレベルの学生さんが、部活もしたりしながら、しっかりと受験レベルの問題に対応出来るように、コツコツと日々積み上げて行けば、国公立難関に現役合格するのも夢ではない、と言うだけの話。
北野が全国ランクで何位であろうが個人には関係無い話。ほとんどが現役で難関国公立には行けてないんやからね。割合は公立の中ではトップクラスだね、と言うだけの事。だから君が合格する訳では無いよ。それと学内ランキングでも、上から順番に東大京大阪大神大とか決まって行く訳でも無いからね。
質問者の言いたいことは
北野高校320名
大阪府内の高校からの阪大合格者総数約900名
パイを見れば北野高校の方が狭き門のように見える、ってことかな?
ただ、この900名のうち45%ぐらいは国私立校出身者によるもので、府内出身者だけとは限らない。そういうこともあるし、阪大合格者の出身都道府県別割合は毎年そう大きく変わらないので、900×55%=せいぜい500名を府内公立生に割り当てられた実質的な「定員」とみなしてみましょう。
府内公立受験における北野高校定員320名と、府内公立生の阪大合格定員500名。対比として見やすいかと思います。もし阪大の現役合格に拘るなら、浪人生の割合は全国平均で20%ぐらいなので阪大定員を400人に補正して下さい。
仮に、府内の公立受験生の1~320位が「順当に」北野高校に入り、3年後も順位の変動がないとすれば定員上全員が阪大以上のレベルに到達するでしょう。
しかし、現実の進学実績としてはそうなっていない。もちろん、阪大レベルの学力を持ちつつも
偏差値上は低い大学に進学するケース、芸術系を志したケースもあるでしょうが、それにしても、です。
となれば、高校受験時に上位320名が順当に北野高校に進学するという仮定、高校三年間で順位の変動はないという仮定の少なくとも一つは否定しなくては事実に即しません。
高校受験は浪人できませんし、通学圏も大学受験に比べてかなり狭いです。ゆえに北野高校合格レベルでも地元拠点校に進む割合もそれなりに考慮せねばなりませんし、ぎりぎり合格した者とぎりぎり不合格だった者に差はほとんどありません。それを思えば府内で北野高校合格可能性がそれなりにある者は1000名はいるのでは。府内公立
志望者は5万人ぐらいでそのうちの上位1000人なら上位2%, 標準正規分布表で
偏差値を推定すれば70ちょっとなので概算としてはまあまあではないでしょうか。
結果としては、北野に匹敵するレベルの公立受験生1000人に対して阪大のパイは500人もしくは400人。臥竜や眠れる獅子が高校受験後に猛威を奮う可能性もあり、一方で東大京大国医に進む者も相当数いると考えれば、北野生にとって阪大のパイは決して少なくないが多くはない、といえるのでは。だらだら述べておいて中途半端な結びですが悪しからずご了承下さい。