過去の理数科設置について、府教委が動いたのではなく、あれは天王寺の同窓会主導です。当時の府教委は保守的で、当時から9学区制についてはドーナツ化現象や私学の伸長から色々議論があったようだが、一向に制度を変えるつもりはなかったよう。
進学実績の低迷から問題意識を持った同窓会が動いて、1990年頃に天王寺高校内に理数科設置に向けた委員会が設置されたよう。
天王寺はドーナツ化現象が加速する80年代前半まで進学実績が良く、戦前〜70年代は上級学校に多数輩出していた影響で、政治力のあるOBが多数居た。あと府教委にも天王寺OBいたんだろうね。
大手前に設置された経緯は知らないが、巻き込まれたのではないかやらなんやらネットでは書かれてるが、真相は定かではない。
橋下知事が関西の中高一貫私学に対抗できる府立進学校構想を立ち上げ、なぜか韓国の国立ソウル科学高校とソウル外
国語高校の理系、文系の英才教育高校を視察。
米国の英才公立高校(NY市の科学高校2校)は視察には行かなかったが、資料をあつめたそう。
このときは教育庁の高校行政担当者、9学区制トップ校の校長、進路初動担当教諭をひきつれて韓国視察し、いたく感銘を受けた。
当時の新聞記事にありました。
理系と文系の両方そろえたエリート進学校ということで、科学高校でも外
国語高校でもない文理科高校を立ち上げ。
9学区制トップ校と豊中に設置。
豊中にも設置されたのは橋下知事のブレーンに豊中卒、阪大OB、通産省(経済産業省)OBの某氏がいたため。
当初は全府学区の文理科と学区制の普通科が併設。
そして学区廃止、北野天王寺の文理単科、のこり8校のオール文理単科に至る。
文理科ではなく、天王寺大手前と、残りの9学生トップ校を全部を理数科単科高校でもでもよかったけどね。
旧帝大から中堅まで(下位もね)近畿の国公立大学は理系定員多いし。国公立医学科50校全体の定員も5000人だし。
しかし、それはできなかったのだろう。