逆に、奈良市民は近場に公立高校の選択肢がたくさんあってうらやましいと思われていたのかも。今まではそれが普通と思っていたので特にありがたみも感じていませんでしたが、ありがたいことだったのですね。だからといって一気に普通科1校にまで減らすとは、妬みって恐ろしいです。
奈良県の大学等進学率は、全国7位。普通科を減らすのは、ニーズに合ってるようには思えません。
平成28年度、奈良は58.9%で、全国平均は54.7%、特に女子の進学率は高いです。
こうかくと、奈良は私学高校いく人が多いから公立少なくても大丈夫?とかいう人もいるかも知れないけど、例え私学多いとしても、それは公立普通科が不十分だから仕方なく行くのかもしれないわけで、ね。実際多いのかは、私はデータわかりません。
それと、高取国際や法隆寺国際もあるのに、また国際を作る?よくわからない。国際バカロレアとりたいなら、平城に国際コース作るとか、畝傍にコースつくるほうが、現実的に思えます。国際バカロレアとるには、
英語力ある教員必要だし、カリキュラム結構大変、今とってる学校の半分ぐらいはインターナショナルスクールだし、普通校でも帰国子女が多い枠やコースみたいですが、奈良の公立で、その需要ありますかね?
確かに奈良県の大学等進学率は高く、調べると20年くらい前には全国トップを続けていました。トップからは退いたけれど、奈良は今も普通科志向が強いはずです。それを、普通科を減らして不合理な形で専門的な科をつくる背景に何があるのかと考えてしまいます。
早い年齢から将来の職業を定めて努力することは良いことかもしれませんが、現実にはそんな子どもは少ないです。また中学校でもそういう指導にはなってなくて、望ましい指導が続けられた末に実態がそうなってきた時に初めて普通科を減らし専門的な科を設けることも考えるのが普通だと思います。つまり生徒保護者のニーズに先行して、教育委員会が理想と考える形に改め、その枠に収めさせていこうと言うことなんですか?
また、兄の方が奈良高に学んでたときに、その進路実績を見てみると、東京芸大や東京外大など、芸術、国際関係学科など、奈良県が目指そうとしている専門的な科の方に、卒業後進む生徒もかなりいました。要するに、高校段階で専門的な科に進まないと、その道の大学に進めないということではないです。こうした大きな犠牲を強いた、普通科から専門科へという計画は全く馬鹿げていると思います。
それと、別のスレでどなたかが仰っていたので、しっかり調べてみました。奈良県の教育長は歴代県内私学に天下っていたんですね。1つ前の教育長が帝塚山学園、その前が東大寺学園、その前が畿央大学、そのまた前が奈良芸術短大、さらにその前が奈良学園でした。教育委員会のHPに公私比率というのがあって、奈良の公立の受け入れは63.5%と書かれています。今の計画がそのまま実施されれば、後2,3年後に県立は、少なくとも15クラスぐらい減らすと思いますが、私立も同じ比率で減らされていくのでしょうか?言い方は悪いですが、定員割れをしている不人気高を潰すよりも、平城辺りを潰すのが私学には喜ばれるような気もします。どうもこの県立と私学の関係、公私比率の不透明さに実は大きな問題があるように思います。