平城高等学校 - 奈良県 公立

去年の第4回臨時会議議事録の最後の結論を読ん奈良県教育委員会の考え方が良く判りました。
http://www.pref.nara.jp/43893.htm
要約すると、
・北部の偏差値が高い普通科高校に生徒が偏っている。
・これを見直して地元の高校へ進学させなければならない。
で、本来なら地元の高校を良くすべきなのに無理だから北部の良い高校を再編でなくそうと。だから普通科人気校は潰して定員割れするような学校は残すという他府県では考えられない再編が起こったのですね。奈高の耐震化と一石二鳥とでも思ったのでしょう。高校を魅力あるものにしようと努力してきた関係者や、その高校を目指していた受験生にとっては堪ったものではありません。

生駒市の受験生です！
私は母、姉、兄と平城高校卒業していて、平城の雰囲気は最高と言われていたので私もずっと平城志望です。
藤井の模試は偏差値68、五木65で、学診は420くらいはとれています。
このまま平城志望でも大丈夫でしょうか？

速報!9月五つ木模試 北野受験生最低ライン偏差値64以上の志望者ランキング
https://www.itsuki-s.co.jp/test/moshiato/04/pdf/MT4_SEE_0923_WEB.pdf

奈良245 畝傍122 郡山74
一条21（外語11 数理5 普通4 人文1）
平城8 高田2 橿原2 生駒1

高校再編の影響は、でている。平城が一条に抜かれている点に注目。
高田が2も意外に少ない。もう少しいると思った。

前代未聞。
奈良市が奈良県を行政指導。

https://twitter.com/kawata_hiroshi/status/1041986820605526016

創生奈良の阪口保県議も表と裏が有りそうな人ですね。
荒井知事、奈良県政に対しては批判するポーズを取りつつ、高校再編計画には賛成しています。
台風が酷かった9月4日（火）に県庁まで出向き、教育長と面談しています。
何を話したのでしょうか。
自宅は生駒市あすか野北、奈良北高校の近くです。
北大和高校大好きさんは、この人だったりして。
https://twitter.com/sakagutit

先輩方にお聞きしたいのですが内申点はどのくらいでしたか！？このままだと110前後になりそうなんですが当日かなり頑張らないと厳しいでしょうか！？

「奈良高校の平城高校への移設は昨年10月に浮上した案だと言ってたのに、教育委員会が3年前から計画してた。」という事実が昨日の奈良新聞に載りました。
奈良新聞の取材に対して教育長は、「奈良高校の耐震化を考える中で、当時平城高校への移転は一つの案だった。」と答えています。平城閉校が前提っておかしくないですか？

奈高スレからの転載。今日の委員会の発言概要です。

川田議員「なぜ奈良高校の耐震対策を放置したのか？」
中西課長「一番危険なところは対応が面倒なので裁量権で後回しにし、比較的安全なところから対策しました。」

川田議員「危ないほうが後とはどういうことか？説明になっていない。Is値が0.05の建物をなぜ放置していたのか説明しなさい。」
吉田教育長「26年度から一貫して、人命よりも学校を減らす方が効率もよく重要だと私が判断したからです。」

川田議員「答えになっていないと思わないのか。」
吉田教育長長「人命よりも学校再編のほうが大事だということです。真剣に取り組むのは議会と調整したり大変なんです。」

川田議員「そんな考え方でいいのか。教育委員会の資料にも悪いほうから進めると書いてあるのはウソなのか。県民を馬鹿にしているのか。」
吉田教育長「危険なところを優先するつもりはありません。総論ではそう書いてますが各論では違うことをやっても構いません。」

川田議員「子供の安全を保障しなければならない法規定を教育委員会が破るのか。法律に基づいた学校長の要望をなぜ放置するのか。面倒だからと予算要求すら上げてないのは職務怠慢ではないのか。」
吉田教育長「先ほどから言ってるように学校再編以外に興味はありません。」

川田議員「答えになってない。なぜ最低限もっとも危険な建物だけでも予算要求しなかったのかを答えなさい。」
吉田教育長「聞かれてる内容が分かりませんでした。個別では面倒なのでまとめてやりたかったから予算要求しませんでした。」

川田議員「開示資料をよむと予算がついていたのに教育長がストップしている。どういうことだ。今回の高校再編と奈良高校移転の為ではないのか。」
吉田教育長「関係ありません。」

川田議員「奈良高校はひどい耐震性、安全確保するためにすぐにプレハブを建ててほしい。来年なら28教室分、何とかなるはずだ。」
中西課長「やりません。」

川田議員「奈良市が指定避難所を解除した建物を子供に使わすのか。出来なかったとやらないとは別だ。」
中西課長「検討したいと思います。」

川田議員「今頃検討したいとはどういうことだ。すぐにプレハブを建てるべきだ。体育館は使用禁止しかない。」
吉田教育長「やりません。」

川田議員「奈良高校移転のための高校再編ではないと明言したが、開示資料では平成27年時点で奈良高校は平城高校校地へ移転案と記載してある。すべて撤回して一からやり直ししかない。」
吉田教育長「高校再編のどこが悪いんだ。平城高校を潰すのがなぜダメなのか。」

粒谷委員長「吉田委員長にはこどもの安全を考えていただきたい。」

賑やかなスレに引き込まれいろいろ調べました。諸悪の根源は主に２点あると思います。
一つは一旦建て替えが決定していたのにコストの論理から奈高の生徒の命を軽視する決定をしたこと。そのために平城の生徒やＯＢなどの心を踏みにじったこと。
もう一点は、余り議論になっていませんが、先の再編（平成16〜20年）で43校が30校になり、今また33を30にしようとしている。15年余りで43を30に、ちょうど3割の高校を削ろうとしている。こんな酷いやり方をしてまで、果たしてそんな必要があるのか？
奈良県には公私比率という県立私立の協調体制があると県教委のＨＰに書かれています。平16の公立高校生徒数が31388人、平29が25149人、平30が24632人。私立高校生徒数は平16年が11024人、平29が10239人、平30（なぜか今年急に減らして）が9950人になっています。平16と平29で比べると、公立が19．8％減っているのに、私立は7．1％しか減っていません。一定定員割れの影響もあるでしょうが、これで公私の協調と言えるのでしょうか。平城を潰してまで私立をさらに助ける必要があるのでしょうか？どう思われますか？

大阪市から奈良市に引っ越してきた新県民です。
平城高校の件についてかなり情報を読みまくりました。
川田県議のＴwitterなどを見れば教育委員会の内情もよく分かりました。県教委のやり方の理不尽さは本当に憤りを覚えますが、県議会で可決されたら、この程度で終わりになるんですか？本当に酷い話で、大阪ならもっと大騒ぎになって、大規模な反対運動に発展すると思います。奈良県は保守的と聞いていますが、何事もこんなものなんですか？