基本無理ですし、可能な限りバイトは止めた方がいいです。(特に鶴丸目指すほどの人は)
今のもっちゃんさんにはあまりイメージが湧かないかもしれませんが、十代二十代の時間はとてつもなく貴重です。時給千円とかせいぜい二千円程度で安売りすべきではありません。かの河野玄斗さんは高校生が学業に時間を使ったとき、将来利益を考えると時給四万円から六万円になるという説を披露していました。
きちんと公的な支援金・給付金の制度を調べて最大限に活用する方が断然おトクです。一例を貼っておきます。
http://www.pref.kagoshima.jp/ba04/kyoiku-bunka/school/josei/1-1-1140.htmlもちろん困窮の程度によっては明日のことより今の千円ということもありますし、バイトにはただお金を稼ぐだけではなく社会勉強という側面もあります。それでも、バイトは必要最小限におさえ、将来のために学業と心身の健康を第一に考えた方がよいです。バイトを探すぐらいなら、公的福祉や税の優遇措置などの制度を調べ尽くして下さい。中高生には難しいかもしれませんが、一生ものの知識になるはずです。
家計のために働く気概は尊いと思いますが、たいてい悪循環になります。負の循環から抜け出せるよう、やるべきことを間違えないよう願っています。
もっちゃんさんの御質問に対する内緒様のご見解には、俺も完全に同意だが、ひとつだけ例外を書いておきたいと思う。昔々のお話なんで、今の時代に合わないかもしれないが、真実のことなので蛇足かも知れぬが少しばかり。別の掲示板でも書かせていただいたが、現在鹿屋体育大学の運動生理学の教授として、世界的に御活躍されておられる藤井康成教授は、俺と同期の鹿児島大学医学部卒業の外科指導医先生だが、鶴丸高校時代からご自宅の小売店のお手伝いをされていたそうだ。俺も一度招待されたことがあるが、稲荷町の磯庭園に抜けるトンネル近くにある小さなこじんまりとしたお店だね。藤井酒商店という名前だと覚えている(国道十号線から今でも古いお店が見える)高校時代は放課後、短い時間ではあるが御両親のお仕事をお手伝いしながら、医学部入学後運転免許を取られてからは、自分で運送配達のお手伝いもしながら苦学されていた。俺の家庭も、彼以上の貧民で、母が内職していたので、母の内職の手伝いをしながら、新聞配達も手伝いながら甲南高校を卒業し医学部に進学した。完全なる外のバイトは、確かに可能な限りやめた方がいいと思うが、お爺さんおばあさんの介護のお手伝いであるとか、母親の内職や新聞配達の手伝いであるとか、藤井先生のように我が家の家業のお手伝いなどは、良い気晴らしにもなり精神的にも良いのではと俺は考えている。週刊文春に、作家の伊集院静さんが書かれていたが、受験生が少しの時間でも家業を手伝いながら勉学するのは社会問題と早くからかかわりながら問題意識を持ちながら勉学することで好ましいことだと書かれていた。俺は同意している。
やり過ぎない程度に、ご両親に見守られながらのお手伝いなら俺ならむしろお勧めするね。
鶴丸OB先生様
通りすがり2先生様
お二人の的を得た優れた文章は何度も読んで深く考えさせられた。妻と語りながら思うところがあったので少しばかり書かせていただきたい。荒らしと間違われぬよう掲示板を変えることにした。とりあえず引用失礼。
学年で20位に入れなかった生徒の上位の子が鶴丸を受験するわけです。つまり鶴丸を受験する生徒は卒業した小学校卒業時学年で20位以下の子供たちだけということになります。
さすれば甲南に進学する生徒は、その下ということになる。確かに少年時代の俺自身の成績を振り返るにこの見解は正しい。面白いのは、この下位層の世界から、鶴丸から複数の、わずかながら甲南からも東大京大国立医学部の現役合格者が出ていることだ。以前も書いたことがあるが、貧しい母子家庭育ちの少年で、中学時代
成績首席を貫き甲南から現役で京都大学に進学した生徒さんを、芸術の仕事に携わっている妻からの情報で、俺はその子の名前も存じているが、つい数年前のことだ。引用もう一つ失礼。
いつからか優秀な層は鶴丸をえらばず中高一貫校を選ぶようになったという理解でよろしいでしょうか?この理解が正しいとした場合、
鹿児島の受験トレンドがなぜ変わってきたのかが気になりました。落ちぶれ気味とはいえ進学実績はこれらの中高一貫校より鶴丸の方がいいので
最新の鶴丸高校の進学状況を読んでみても、確かに浪人数は多いが、現浪合わせた難関合格数を見ると国公立合格数で260名を越えており、東大合格数も素晴らしく(その子たちがいくら頑張っても、東大に合格できるとは思えません。)という見解は、少し違うような気がする。俺は逆に、
鹿児島にはお二人のような教養豊かな先生方がおられるから、大都会と比べ、地政学的にあるいは経済学的に圧倒的に不利な環境であっても、今の市内の子供たちも、二十番以下であっても逆境に耐えて歯を食いしばって頑張ってるんだろうな、と俺は考えている。
思うのは、おそらくはせいぜい一二浪すれば確実に難関に合格される鶴卒の優秀な生徒さん方を、どうすれば現役で合格させられるかということに尽きるのではないか?目の前に東大や京大がぶら下がっている大都会では、神戸市育ちの妻の話を聴いても、いかに要領よく合格させるかに親子師弟ともども専念されており、九州はいささか要領が悪い、六年一貫も悪くはないが難関合格につながる学習過程を、大都会の情報を含め、教える先生方もよくよく研究して置く必要があるのだと思う。
一つ面白いエピソードを話しておきたい。俺がライバル意識をもって尊敬している鹿屋体育大教授の藤井康成先生は、ご本人のお話で実はラサールに落ちて、普通中学から鶴丸、鹿大医学部に進学されたそうだ。同級生の美少年が、ラサールを首席で合格したが、なんと六年後、そのお方は藤井先生や俺と同じ
鹿児島大学医学部に進学されていた。現在リハビリ病院の院長をされているそのお方は、国立医学部なので一応成功組の方だとは思うのだが、東大医学部や九大医学部は、はるかに高嶺の花だと話されていた。
その帝大医学部も、金に糸目をつけずダブルスクールを上手に利用し、時に一流の
家庭教師をつけて優れた母親がサポートすれば、環境さえよければ現役で合格できることを、俺の息子が皮肉にも証明してくれた。(おそらく息子は、
鹿児島市の基準で言えば小学校卒業時20番以下の生徒であった。)
これが現実である。ご参考までに。
県外の通りすがり様
鶴丸卒業生の先生方に呼びかけられた内容については、俺の場所ではないから、そこには書き込みしていない。掲示板を変えたのはそのためだ。だが、他人への中傷や虚言でない限り、この掲示板で与えられたテーマや問題について、どなたが書こうと自由だと思うがね。まあ意見はそれぞれだから、書くなという意見そのものは尊重して聴くだけは聴いてやろうじゃないか?
お前さんの御意見は確かに正論だと思う。ここ福岡市の進学状況については大都会よりいささか田舎であるだけに東京京都大阪への進出力は強くはないが、
鹿児島市よりは強い、ここには久留米付設という六年一貫があるが、俺らが高校時代よりも難関合格数を増やしておりラサールに並んでいると言われる。福岡の三年公立進学校からの九大への進学数は、今の鹿児島市の公立校とは比較にならない。
鶴丸は、ここでも笑われ者だということを書いておこう。
息子が現役帝大医学部に進学卒業し、身に染みて理解したのは、福岡市の予備校力の強さだ。駿台、河合塾はいわずもがな、北九州、あと個人指導や
家庭教師をモットーとした何とかという学び舎があるが現浪問わず、ここまでダブルスクールが進化した場所で勉強させると、田舎でコツコツ勉強していた俺なんぞよりははるかに科学的で合理的で、要領の良い勉学ができるんだと理解できた。博多と
鹿児島市は新幹線でわずか一時間少し、まずはこの地の進学システムに学ぶのが良いと俺は思うんだがね。
形ばかり六年一貫を整えても内容が充実しなければ
六年間、馬耳東風で授業を受けているだけの、その他二百人の学生が生まれるばかりじゃないのか?
ちなみに、俺は高校二年生で英検二級を取得した。あの当時、甲南高校は二年生で希望者に英検二級を受けさせる習慣があったが、受験生のほぼ全員が合格し確か二百五十名ほどであったと記憶している。当時は準1級なるものがなかったから、二級も今より難しかったよね。
このあと急患を診なければならないのでここまでにしておくが、この掲示板は誰が書こうと自由だぜ。お前さんの特等席ではないことを最後に述べておく。