時々この掲示板も読ませていただいておりますが久しぶりに書かせていただきます。福岡の街医者の女医です。300位から東大受験レベルの上位まで上られた御努力に敬意を表します。そのうえで鶴丸高校のライバルとして、一言、、、
友人の後輩医師(女医)で、お父様の転勤で、鹿児島中央高校から福岡市の某進学校に編入された方がおられるのですが、彼女は現役で山口大学医学部に進学されているのですが、鹿児島市の進学校についてこんなホンネを述べられたことがありました。(鹿児島育ちのエンジェル先生に言うのは大変申し訳ないのですが、鹿児島市の進学校の生徒さんがたは福岡市以上に真面目で頭がよくて努力家が多いのに、教師たちの教育法がかなり遅れていて進学上、無駄な努力をさせられているように感じております。わたくしも、もしあのまま中央高校を卒業していたら現役で国立医学部に行けたかどうかわかりません。進学補講の内容については鶴丸甲南とあまり変わらないと思うのですが、もうひとつ希望する大学に関する情報が、あまりにも乏しいのです。福岡では補講数は鹿児島の高校よりも少ないと思いますが、受験に勝ち抜くための情報の取得については教師たちが、生徒ひとりひとりに個別的に指導し、例えばどの予備校でどの先生に習えばよいかなどのアドバイスまでもしてくれていました。わたしは医学部志望でしたので、特に理数科の先生方は山口大学の過去十年分の受験資料と福岡市の名門予備校で使用されているオリジナル受験対策書までも手に入れてくれていました。)(最近は将来の仕事の安定性を望む傾向が強く、東大よりも国立医学部の方が入りにくい傾向があるようです。もうひとつは女子の医学部進学率が高くなっていることです。この点について少しアドバイスするとすれば、恵まれた御家庭に育ち六年一貫の教育システムで学ぶほうが有利ということもあるのですが、現代社会は結婚しても子供を産んだらすぐに離婚する時代、女性もひとりで子供を育てなければならなくなりました。その危機感から男と変わらぬ努力をして男性よりも高い学歴を望む女の子たちが都会では増えてきているのです。鹿児島市の進学校の女の子の成績が伸び悩んでいるのには、、、たぶん男尊女卑という昔ながらの古き良き伝統が根付いているからではないかと思うのですが、この考え方は捨てさる必要があると思います。)
エンジェルも同意です。御参考までに書かせていただきました。それではまた、、、(笑)
鶴丸卒業生のお母様へ
はじめまして、否、もしかしたらすでに語っているかも知れませぬが、甲南高校卒業の女医です。ライバル鶴丸高校に闘志を燃やして三十年
独身で仕事一筋に生きてまいりました。
簡潔なお言葉に、いまの高校生の皆様に対する的確かつ暖かな助言と愛情を感じますね。
思うのですが甲鶴の生徒さんは、もともとは国立や有名私立に現役で合格することを目標に入学された有能な方々ばかりだと思うのです。東大京大国立医学部といわずとも地方の国立大学の文理教育学部も、現役合格にはかなりの難しさがあり(エンジェル自身万一医学部に落ちた場合には、翌年は鹿児島大学文教育学部に進学しようと心に決めていましたので、、、)どこが難関でどこが底辺とか考えたこともありませんでした。
兄と同じ年の有名なシンガーソングライターの
辛島美登里さんは、鶴丸卒業で確か現役で奈良女子大学にいかれていますよね。私の母校卒のひとつ年下の世界的な指揮者で(せごどん)でもタクトを取られている下野指揮者は現役では鹿児島大学教育学部を御卒業されています。東京の一流大学でなくても、能力のある方々は甲鶴から中堅の大学を卒業後世界的な御活躍をされている。これがホントの英才教育の成果ではないかと思うのです。
エンジェルは少しばかり音楽の心得がありましてピアノはショパンのエチュード(エオリアンハーブ、別れの曲)を弾くものですから芸術で羽ばたかれた同胞らの姿をうらやましく感じていました。才能がなく頭のよくない自分は、がり勉だけが得手で医者になりましたが、もう少し頭が良くて芸術的才能に恵まれていたら辛島美登里さんのようなシンガーソングライターになりたかったという切望は今でも残っております。
偏差値だけで大学の価値を決めるのではなく多様な教養の背景から、それぞれの子供さんにふさわしい進路を考えてあげるのも良妻賢母の務めなのかも知れませんね。
そのうえで、、やはり大学現役合格は大事だと思います。辛島美登里さんも下野指揮者も現役合格者ですからね。(笑)
良く気がつきましたね。あなたの言われる意味で、鹿大医学部医学科は、実は古より過当競争になっております。郷里の実力者同士が、いい意味でも悪い意味でも殺し合いをしているのです。(笑)
実力ある鶴甲にとって実は、他県地方医学部の方が穴場です。沖縄、宮崎、大分、長崎、高知、徳島、香川、島根、等々、、、情報を調べるほど意外に生徒さんとの相性もあります。兄と自分は、甲南から現役長崎大学医学部へ行きましたが、当時の長大の二次試験内容は、母校で学んだ補習プリントで対応できるほど基礎的な内容が多く、二人とも特待生、首席で合格し六年間
授業料免除を受けることが出来ました。鹿大医学部を受けていたら、あまりの過当競争に特待生も授免も無理だったかも知れません。
(逃げ逃げ家康天下取る)ということわざもあります。大都会や県内のみに拘るのではなく、目先の競争にとらわれすぎることなく、無心に県外を広く見渡せば、本当の意味で自分と相性の良い学び舎が見つかるものです。ブランドに拘らずとも、最後に医師国家試験に受かりさえすれば良いわけですから。
貴方のような柔軟な頭があれば、意外に現役で○○大学医学部を首席合格できるかもしれません。頑張ってくださいね。(笑)
今は令和五年四月ですから、もう合格されているかもしれませんね。合格されていたら本当におめでとうございます。不幸にして浪人されていても自分の行きたい大学を目指して頑張ってください。ご多幸お祈りします。